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ま行の死亡者名鑑 【前原圭一】 【南光太郎】 【ミハエル・ギャレット】 【三村信史】 / / / i ´ ̄ヽー、 / / / / | ハ ヘ /⌒ヽ ,' / / / | | ハ ', | .} ! ,イ / / / ,' | ! | ノ ,' | /.| / l、l /|/| l l / | | | / , -‐く |/ | { l/lヘ | // / | ,' | | , -‐ '´ \ l ハ | ‐-、\! /__!/_l_ /_ |/ / _ \ ヽ | lヽ | ` Ⅵ /´ ィぅZマく| / ,' / -ニ_´__`ヽ, } ヽN` ト! !∨ `ヾン '|/ / / i  ̄ヽ、./ | | ノ / /;|/ ノ 、___ `〈 ̄`ヽ Vト、 、_` __, ∠...イ // ′ ! `ヽ、 / ヽ ヽ ̄ ̄ ̄イ、 . .  ̄ . . .} /-'l;イ / ,' ____ Y ヘ \ /| ` ー‐_'.. ィ´ /l/. / `ヽ、_.ノ ヘ ヽ' |` ー‐ ´ /イ /./ ___ノ=‐- ヘ ヽ ! /`ー--,、 ,イ / ヘ ヘ ヽ、 ./ / | 前原圭一 登場作品:【ひぐらしのなく頃に】 登場話数:4 関わりの深い人物:稲田瑞穂、北岡秀一、石川五ェ門 関わりの深い支給品:鉄パイプ、デスノート(偽物)、雛見沢症候群治療薬C120、ベレッタM92F、眠りの鐘 「一晩の悲劇」で初登場。 参戦時期は鬼隠し編で死亡後。原作で一番暴走している通称KOOL状態である。 もちろん雛見沢症候群も発症しているので、これだけでも彼の前途多難は予想できた。 病院で名簿を確認した圭一は、自分が殺したレナと魅音の名前を目にして戸惑う。 二人を殺した罪悪感を感じながらも今度こそ生き延びようと決意し、とりあえずは雛見沢の謎について何か知っていそうな悟史を探すことにした。 まずは支給品を確認しようとデイパックを漁るが、最初に手にしたのは彼にとってはトラウマ物の注射器。 実は雛見沢症候群の治療薬なのだが、KOOL状態の彼が説明書に気づくわけがなかった。 恐怖体験が蘇った圭一は、半狂乱になりながらデイパックをひっくり返して武器を探す。 出てきた鉄パイプを握りしめて何とか冷静になると、最後の支給品であるノートを手にした。 それが書いただけで人を殺せるDEATH NOTEだと知ると、効力を試そうとレナと魅音の名前を書く。 実は偽物のデスノートなのだが彼は気づかず、加えて二人の本名を勘違いするという手痛いミスも犯していた。 病院を出発した圭一は近場の施設である図書館に向かうが、そこで銭形警部の遺体を見つけてしまう。 吐き気を堪えつつ、遺体の側にあった拳銃と銭形の支給品を回収した。 その後は水族館を経由して公園に向かうが、シャドームーンのビームを遠目に目撃して逃げ出す。 図書館まで引き返した圭一は北岡秀一、石川五ェ門、柊つかさの三人組を発見。 様子を見ようと聞き耳を立てていると、つかさがルルーシュを殺したという話を耳にする。 三人を危険人物と判断した圭一は北岡に発砲するが、五ェ門に難なく迎撃されてしまう。 百戦錬磨の五ェ門にただの学生である圭一が敵うはずもなく、銭型の支給品である眠りの鐘を使って逃げるのがやっとだった。 自分が人を殺したことは棚に上げ、現状を考えればつかさが自衛のために殺した可能性もあるのだが、KOOL状態の彼には思い至れなかったようだ。 敗北の悔しさに打ちひしがれる圭一に追い打ちを掛ける出来事が起こる。 放送で悟史の死が告げられたのだ。 更にデスノートに名前を書いたレナが呼ばれなかったことでストレスが限界を迎え、とうとう雛見沢症候群L5を発症してしまう。 喉の痒みに耐えながら歩いていると今度は上田次郎、稲田瑞穂、由詑かなみを発見。 だが、幻覚症状が発生していた圭一には上田は北岡、瑞穂はレナ、かなみはつかさに見えていた。 怯えながらも再びノートの効力を試そうと北岡の名前を書くが効果は無く、荷物を落とした音で上田たちにも気づかれてしまう。 有無を言わさず斬りかかってきた瑞穂の模擬刀を受けた圭一は、運悪く先端部分で傷を負う。 これで圭一を危険だと認識した瑞穂に対し、圭一も死の恐怖から鉄パイプで襲いかかる。 中学生同士の争いはひたすら武器を振り回すという単純かつ泥臭いものになった。 圭一は何とか瑞穂の模擬刀と右腕を折り勝利を確信したが、彼は瑞穂の狂気を見誤っていた。 折れた腕を気にせず接近した瑞穂は圭一の喉の奥に折れた模擬刀を突き刺してきたのだ。 あまりの激痛から逃げだそうとするが、鉄パイプを奪った瑞穂に圭一は滅多打ちにされた。 声も出せずに打たれ続けた圭一は、最期にごめんなさい、ごめんなさいと連呼しながら息絶えた。 奇しくも自分が殺したレナや魅音と同じ殺され方をしたのは皮肉な話と言えよう。 彼の行動は逃げるかミスをするかのどちらかだったが、雛見沢症候群を患っていた点には同情の余地がある。 症候群を発症していては得意の口先は使えず、経験不足な時期からの参戦では立ち直りようがなかったからだ。 せめてもの慰めにAAは彼がついぞ見せることが無かった笑顔のものにしておいた。 称号:【口先を封じられた魔術師】 =ー-、/. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ /. . . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . l /. . . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ヽ_ ./. . . . . . . . . . . . r'⌒ヽ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ノ .{、. . . . . . . . . . / /. . . . . . . . . . . .. . .. . . . . . .. . . . . . . . . . 〈 /. . . . . . . . . . . . | .l. . . . . . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ァ ヽ . . . . . . . . . ./ .|. . . . . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . . .. . . . . .ヘ .l. . . . . . . . ノ,__ .|,. .lヽ. . . . ヽ`'-. . . . . .. . . . . . . . . . . . 7 \. . . . . /`‐≧x、 | ..| ≦二-―ー、. . . ⌒ヽ. . 7 l. . . . ヘ くてりヽ|┴ー'''/Llン'ア .|. . ..トハ}!. . 7 ゝ. . . l `¨¨ l ` ̄ }. . xく/. . .| ヽ. . ∧ j !. .__ノ . . . ヽ ヽ.. |、 tヽ /,lフ'´. . . . . . \ _,,,,,__. >ゝ r_‐_ニヽ、 /ヘ`ー、 ヽ ヘ ___/ _ニゞ´ ヽ ヽ──、/ ./ ! `l l ヘ .,/_..-‐''" ̄ ヽ `ー一'´ / / l=./ ヽ ,iノ ̄ r \,,,,,,,,,,..-'" / / l゙''‐─..∠___.、 / l ヽ ノ′ / ト-─、 / \、 / / .ゝ ,,i / / ==ー'''゙ヽ ./ /、 ._,,,r‐'" / ! / ヽ/ `゙'==!'" ̄ / 南光太郎 登場作品:【仮面ライダーBLACK】 登場話数:9 関わりの深い人物:岩崎みなみ、L、杉下右京、カズマ、ストレイト・クーガー、泉こなた、上田次郎、由詫かなみ、枢木スザク、翠星石、城戸真司 関わりの深い支給品:高荷恵の傷薬、角砂糖、炎の杖 「走れ、仮面ライダーBLACK! 少女の命が今危ない!」で初登場。 いつも通りこの事態をゴルゴムの仕業と結論付けると、殺し合いの破壊と人々を護るために行動しようとする。 その矢先に翠星石が劉鳳に襲われている声を聞き、そちらに駆けつける。 残念ながら到着したときにはすでに人影はなく、上空に目を移すと蛇を模した怪物が飛び去っていた。 さすがの仮面ライダーBLACKも空は飛べないので見送るしかなかったが、その姿を見た光太郎は劉鳳をゴルゴムの手先だと確信する。 実は劉鳳と翠星石は軽い口喧嘩をしていただけで完全な誤解なのだが、真実を教えてくれる者はおらず、怒りに任せて劉鳳を追いかけようとする。 しかし感情的になったのがいけなかったのかまったくの逆方向に進んでしまい、さらに同じところをぐるぐると回ったせいで時間を無駄に消費してしまう。 それでも挫けることなく、むしろゴルゴムへの怒りを強くしながら走っていると、車の排気音を耳にする。 ちょうどいいとばかりに車で移動していた杉下右京、L、岩崎みなみに接触する。 彼らとの話し合いで劉鳳への誤解は解け、さらにゴルゴムが関与している可能性は低いという推測を聞かされて考えを改める。 話し終えると光太郎は彼らに同行し、放送後は行動範囲を広げるために二手に別れた。 光太郎はLと共に火事が起きていた山中に向かい、火事を視察したあとは市街地におもむく。 市街地に到着すると早々にストレイト・クーガーが泉こなたを取り押さえている光景に出くわす。 こなたから助けを求められた光太郎は、仮面ライダーBLACKに変身してクーガーに立ち向かった。 加減したとはいえライダーキックに対抗する彼との戦いは苦戦を予想させたが、病院で起こった爆発を目にしたクーガーは撤退していった。 こなたの話を聞いた後は付近に隠れていた上田次郎と由詫かなみも加えて、右京たちとの合流場所である警察署を目指した。 その道中で枢木スザクに襲われると、光太郎はLたちを先に行かせて一人で彼と対峙した。 普通なら死亡フラグなのだがこの男には関係なく、仮面ライダーベルデに変身した相手の攻撃はBLACKに変身した光太郎には通用しなかった。 とはいえ光太郎もスザクを仕留められず時間だけが過ぎていくところに、カズマが乱入してきた。 彼が光太郎に加勢しようとするとスザクは撤退していき、光太郎は疲労によって気絶したカズマを背負いながら警察署を目指した。 しかしボロボロのカズマをそのままにはしておけず、いったん休んで治療を施す。 彼が目覚めたあとは改めて警察署を目指すが、目的地付近での戦闘音を聞きつけた二人はその方向に向かう。 駆けつけた彼らが目にしたのは、それぞれが仮面ライダーに変身した城戸真司、浅倉威、桐山和雄の三つどもえの戦いだった。 二人に詳しい事情は分からなかったが、カズマと既知である桐山から他の二人が敵だと告げられたのでそちらと戦おうとする。 だが、それはステルスマーダーである桐山の策略だった。 その場にいた翠星石がすぐに嘘だと叫ぶが間に合わず、桐山の逃走を許し、さらにかなみを殺されてしまう。 失意のまま警察署に移動した一同は、すでに殺されていた右京と、かなみの遺体を霊安室まで運んで黙祷を捧げる。 情報交換も終えると真司と翠星石、カズマはそれぞれの目的のために出発していく。 光太郎はLたちを護るために警察署に残り、裏口にて見張りを担当した。 その場にはみなみもおり、彼女から頼まれたので自らの身の上話をしつつ、何人もの友人を失い精神的に消耗していた彼女を励まそうとする。 光太郎の言葉に、背後に立つみなみからの返事はない。 それでも話を続けようとした次の瞬間、彼女の持つ女神の剣が彼の体を貫いていた。 振り返った光太郎はみなみがすでに限界まで追い詰められていたと気が付く。 気付くには遅すぎたが、道を踏み外そうとしている少女をそのままにして、仮面ライダーが倒れるわけにはいかなかった。 不屈の意志で立ち上がった光太郎は彼女を抱き締めて、血を吐き出しながら必死に言葉を投げかける。 そして、どんなに傷付けられても挫けず、誰よりも強く優しかった彼の思いはみなみに届く。とはいえ致命傷を受けたことは変わらない。 力尽きて倒れた光太郎は、騒ぎに気づいて駆けつけてきたLと上田にみなみのことを託すと、永遠の眠りについた。 死ぬとしてもシャドームーンとの戦いの果てにだと思われていた彼の意外過ぎる最期は、スレ住民に多大な衝撃を与えた。 戦闘能力が発揮される機会もあまりなかったが、彼の生き様はヒーローとは何かを体現していたといえるだろう。 称号【THE HERO】 . / . . . ヽ / . . . . . . ヽ / . . . . . . . . 、 ヾ', l . . l; ; . l; lト; . '; ',` l l 、 lヽ ヽ ll !‐l ;イ l ', l l 、ヽ lニミ、lヽ l,f!うlT! / l ト; ', '; (l| トlヘ!ソリ ヽ l ''"´ l ;イ l l ヽ ! '; ヾ! ヽ´ ̄ `;、| ´l l; l ヾ '; '; ; '、 , / ;l ハ ! ヾ; ; l ',`` _...,,, ∠ / リ ′ `ヾl゙ヽ ', 、 ´ " ィrゝ'´`! 丶 ヽ ', `丶、 / !l i' ヽ `ゞ  ̄ !′ ! _,. -- ! ___」 `'' .,_ _,. -''"´ ´ | ! `''-..,,_´ \ ,! / `''- ミハエル・ギャレット 登場作品:【ガン×ソード】 登場話数:6 関わりの深い人物:東條悟、柊かがみ、ストレイト・クーガー、シャドームーン、ヴァン、北条沙都子、由詑かなみ、上田次郎 関わりの深い支給品:ナイトのカードデッキ、フライングボード、仕込み杖、カギ爪、ファサリナの三節棍 「また逢いましょう」で初登場。 突然の殺し合いに混乱していたが、支給品である同士のカギ爪を発見して落ち着く。 そして、彼は『人を殺してもその人のことを忘れなければ、それは救いになる』という同士の声を聞いた。 どうみても電波です。本当にありがとうございました。 手始めに柊かがみを仮面ライダーナイトに変身して救おうとするが、ストレイト・クーガーに邪魔され失敗に終わる。 一時撤退したミハエルは途中でフライングボードを回収しつつ、カードデッキの制限が解けるまで森に潜む。 制限が解けた後は東條悟、北条沙都子、由詑かなみ、上田次郎の四人組と接触。 沙都子、かなみ、上田とはフライングボードを貸すと一旦別れ、残った東條と話す。 東條から英雄になる方法を聞かれるとミハエルは同士の事を話して彼を仲間に引き込み、友情を結ぶ。 ミハエルと志を同じくした東條は、手始めに沙都子を殺害して救った。 二人とも悪気が一切ないから性質が悪い。 だが、ここで最強のマーダーであるシャドームーンがやってきてしまう。 上田たちや途中でやってきた亀山薫と稲田瑞穂とも協力して対応するが、圧倒的な実力の前には撤退するのがやっとだった。 その後は仇敵であるヴァンと遭遇。 カードデッキの制限が解けるまで時間を稼ごうとするが生身では敵わず、負傷したうえに気絶してしまう。 何とか目覚めたミハエルは東條に治療を頼むが、彼は返答代わりに銃口を向けてきた。 東條は負傷したミハエルにトドメを刺し、自分の手で救おうとしたのだ。 抵抗しようとするが負傷した身では敵わず、言葉での説得も通じない。 そして、放たれた弾丸がミハエルの額に穴を開けたことで、彼は同士の言葉で表すなら救われた。 何が問題だったのかと問われれば何もかもとしか答えられないが、最大の失敗は東條の狂気を見抜けなかったことか。 何故かAAは見付からなかったので、彼の元ネタと噂される人物の物で代用した。 カイジやロバのパリカールまであるのに、敵側のメインキャラクターである彼のAAが無い理由は不明だ。 称号:【友達は選ぼう】 / \ / / ̄ ̄ ̄""`--´"" ̄ ̄ ̄\ \ / / / 三村 \ \ ヽ / / ! 、 , ヽ i ', / | ノ__ \ / __ ゝ i ヽ i ! /¨⌒¨\ /¨⌒¨\ { ', ,' / ___ \ .. . /__ ヽ i / | / r‐、_ヽ`ヽ く ∠ r‐、 `ヽ | ', ,' | `ー┷'´ / / i \.`┷┴--' | ', / ;-‐-、ゝ i / ノ l \ ... | ;‐-、 ', ,' / `ヽ ! / . ヽ \ .. | / r 、ヽ i / | ⌒)) l l ___ `ヽ .. ノ _ L!/ i ! ', ,' ト、 l l r',. ____________ヽ ら i | i / \`ヽ ヽTL___________// ノ / ./ | ! \' ヾ / / -'/ ! ! `-、 ハ / 人/ | | i ハ ;-――--――-、 / / ! \ | Y Y ./ / ヽ ヽ i 、 / / / \ ト、 \`ー‐---―/ ィ / 三村信史 登場作品:【バトルロワイアル】 登場話数:10 関わりの深い人物:志々雄真実、タバサ、ロロ・ランペルージ、ストレイト・クーガー、柊つかさ、城戸真司、翠星石、ヴァン、C.C.、シャナ、 後藤 関わりの深い支給品:ノートパソコン、マハブフストーン 「”The third man” in the game to try again」で初登場。参戦時期は死亡後。 死んだはずの自分が生きていることに戸惑いながらも、ひとまずの行動方針として主催者の情報を持っていそうなルルーシュとC.C.を捜すと決めた。 しばらくしてバッティングセンターに行き着き店内を探索していたところに、志々雄真実とタバサが現れた。 異様な雰囲気を醸し出す彼を出し抜こうと、三村は会話を交わしながらも奇襲を仕掛ける。 しかし、志々雄に見抜かれていた一撃は失敗に終わってしまい、逆に屈服させられた三村は生き抜くために彼の飼い犬になった。 タバサとの交換でノートパソコンを手に入れたので性能を試していると、遊園地の方角で爆発が起きる。 志々雄はそちらに向かうかと思われたが、意外にも三村に行き先を任せてくる。 疑問を感じつつも彼は警察署に向かうことを提案し、到着すると情報を手に入れるためにパソコンを端末に繋ぐ。 狙い通り情報を入手すると改めて遊園地を目指そうと出発する直前、三村は志々雄に宣言された。お前に勝利の美酒を味わわせてやると。 その言葉に喜びを感じた瞬間、三村は自分が志々雄に惹かれていると自覚した。 それから道中で放送を聞き終えた直後、彼らはロロ・ランペルージと遭遇する。 ナイフを手にして自分たちに向かってくる彼を志々雄なら難なく撃退できるかと思われたが、意外にも懐まで接近を許してしまう。 幸いにもタバサが迎撃したので大事には至らず、打ちのめしたロロと一通りの話をして別れた後は再度遊園地を目指した。 遊園地付近でヒノカグツチを入手後は教会にて後藤と出くわす。 問答無用で戦闘になったので、三村は志々雄たちが後藤と戦っている間は後方で待機していた。 戦い自体は二人の勝利に終わるものの後藤を仕留めきれず、タバサが重傷を負ってしまう。 しかし、志々雄は少しも動揺せず彼女にこのまま死ぬか自分のミラーモンスターの糧になるか迫った。 最終的にタバサは後者を選び捕食され、仲間ですら切り捨てる凄惨な光景に三村は志々雄への恐怖を感じる。 それと同時に彼の狂気にもより一層惹かれていき、自分は役に立ってみせると決意もしていた。 二度目の放送後は負傷している後藤が行きそうな総合病院に向かう。 予想どおり後藤は総合病院に居り、三村たちが到着したときにはストレイト・クーガーと戦っていた。 志々雄の姿を見た後藤が撤退していくとクーガーと共に戦闘が行われていた裏口に行き、その場に居た柊つかさから情報を入手する。 病院を離れた二人は図書館まで移動し、首輪の情報を入手するために再びパソコンを端末に接続する。 ところがトップページに表示されたのは多ジャンルバトルロワイアルという不気味なサイトだった。 不穏なものを感じながら調べていくと、十五時に首輪の解除方法を開示するという信じがたいページを目にする。 戸惑いながらも既に十五時を過ぎていたので更に調べを進めていき、遂に首輪の設計図と解除条件を発見する。 しかし、条件を満たすには四人の参加者が必要であり、現時点での二人に解除は無理だった。 それから三村は志々雄の指示でその場にあった銭形警部の生首から首輪を剥ぎ取らされる。 初めは嫌悪感を隠せなかったが慣れていくにしたがって徐々に落ち着いていき、無事に取り外すと早速解体して内部構造を確かめていく。 何度か組み立てと分解を繰り返して完全に解除方法を把握し、その手際を見た志々雄から命を預けるとまで言われる。 大任を任された充足感に浸りながら引き続きパソコンを操作していくと、二十一時に会場からの脱出方法を開示するという告知を目にする。 この件は時間になるまで待つことにした二人は、他の参加者を捜すために図書館を出発した。 しばらくしてシャナと城戸真司、翠星石、クーガーの戦いに遭遇する。 三村はシャナの説得を試みるが彼女は取り合わず、リュウガに変身した志々雄との戦いになる。 シャナは強敵であったが最後は志々雄の一撃で斬り捨てられ、燃え尽きていった。 間もなくヴァンとC.C.が現れたので一行はひとまず総合病院まで移動し、情報交換を行う。 話は首輪の解除方法を知っている三村たちが主導権を握り、真司たちに翠星石とC.C.の首輪を外す代わりに志々雄の首輪を外すことを認めさせる。 三村は無事にC.C.たちの首輪を外し、次に志々雄の首輪を外すと二人はそのまま一同から離れて休憩室に入る。 既に二十一時を過ぎていたので多ジャンルバトルロワイアルのホームページにアクセスし、遂に脱出方法が判明する。 それは首輪を解除した上で、合計十二時間以上同行した参加者を殺害するというもの。 呆気に取られながらも三村は志々雄が脱出するために殺すべき人物に思い至る。 次の瞬間、彼の胸を灼熱が貫いた。 床に倒れ伏し、自らの血に溺れながらも、三村は自分の主人であり殺害犯である志々雄の声を耳にする。 お前は確かに俺の参謀だったという最上の褒め言葉を。 その言葉は三村に死を受け入れさせるには十分なものだった。 最期に勝利の美酒として己の血を味わいながら、第三の男はこれ以上ない満足感と共に二度目の生を終えた。 AAは無かったのでるろうに剣心の佐渡島方治で代用。 仮に本人のAAがあったとしても、このロワの彼にはこちらの方が相応しいだろう。 称号:【志々雄の懐刀】 ▲
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[名前]志々雄真実 [出展]るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- [声優]池田 政典 [性別]男 [年齢]29 [一人称]俺 [二人称]お前、あんた、呼び捨て [三人称]呼び捨て 緋村剣心が就いていた影の人斬り役の後任。 優れた剣客であったが内に潜む功名心や支配欲を危険視され、戦争の最中に仲間によって全身に油をかけられ炎を放たれた。 ところがこれで死亡することなく、傷を癒した後に瀬田宗次郎等と共に明治政府に対し復讐戦争を起こす。 といっても彼にとって復讐などどうでもよく復讐と言うよりは日本征服を主にしており、他にも先輩である剣心との勝負を愉しんでいた。 [能力] 身体的特徴としては全身を焼かれ汗腺の殆どが死滅したことで発汗による体温調節が不可能になり、それ故に全身は常に高温に包まれている(本人曰く「地獄の劫火の残り火」)。 さらに彼の剣気が昂ぶると周囲の炎も呼応し巨大化する等、炎を主とした能力を持ち、それは彼の持つ秘剣にも現れている。 他にも数年振りに戦ったにも関わらず4人もの強豪(全員手負いではあるが)を相手にしても圧勝する戦闘力を持つ。 その上、紅蓮腕を剣心に弾き返された直後に、龍槌閃からの龍翔閃、さらに龍巻閃・「凩」「旋」「嵐」の計5連撃を食らっても倒れない等の高い耐久力も備えている。 観察力や洞察力も鋭く、刀無しでも十分な格闘能力を持ち合わせている。 しかし体温調節が不可能であるため15分以上の戦闘を行えず、それを超えると体温が高まり続け何が起こるか分からないと言われている(作中では血液が蒸発し赤い蒸気を発した上、最後は人体発火を起こし死亡した)。 彼の秘剣は下記参照、ちなみにこれらの技は全て彼の愛刀である「無限刃」が無ければ使用できない。 壱の秘剣、焔霊(ほむらだま) 地面や鞘との摩擦熱で刀の切っ先に火をつけて斬りつける技で、斬撃と火傷を同時に与えることができる上に相手の目をくらます効果も持つ。 弐の秘剣、紅蓮腕(ぐれんかいな) 相手を掴んだ後、手甲の表に仕込んだ火薬を焔霊で点火して爆発させる技。 接近戦にて絶大な威力を発揮する技であり、剣心や斎藤もこの技の前に一度は膝を屈した。 しかしあまりに距離が近すぎるため暴発すると自分がダメージを受け、さらに一度使用すると手甲が使い物にならなくなるため交換する必要がある等の弱点もある。 終の秘剣、火産霊神(カグヅチ) 焔霊をさらに強力にした剣術。鍔元から切っ先に至る無限刃の全発火能力を開放することで刀身全体を燃え上がらせ、巨大な竜巻状の炎とともに斬りつける。直撃すると巨大な火柱が相手を包み込む。 [性格] 弱肉強食を絶対の信条とし、作者にとっては悪の美学の集大成。 一つの信念を死んでも曲げず、他人を糧とすることを屁とも思わず、一切の迷いも持たず、絶対的な力を以って己が目的に邁進する。 戊辰戦争に参加していないため陣羽織を着てみたかったという理由で着用したり、火傷に効く温泉があるという理由で街を一つ手中に収める(本人は否定しているが)など気ままな性格であると伺える。 弱者には容赦しないが強者にはそれなりの敬意を払っているようで、ある部下には自分に力を貸す代わりに一定の権限を与えたり、志々雄のために蛇蝎となる覚悟を見せた部下に対しては「汚れ役を任せる代わりに自分の傍で勝利の味をいの一番に味わわせる」と言って奮起させるなどカリスマ性をも持ち合わせる。 口調は知性を感じさる物言いとべらんめえ口調を交えた話し方をし、そこから自身に対して絶対的な自信があることが分かる。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 志々雄真実の本ロワにおける動向 初登場話 033 弱肉強食の理 登場話数 3 スタンス 危険対主催 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 緋村剣心 敵対 抜刀斎 人斬りの先輩 未遭遇 斎藤一 敵対 斎藤 元新撰組の政府の犬 未遭遇 瀬田宗次郎 仲間 宗次郎 お前 部下の一人 未遭遇 雪代縁 中立 不明 不明 商売相手 未遭遇 タバサ 仲間 タバサ お前 飼犬 033 弱肉強食の理 三村信史 仲間 三村、坊主 お前 二匹目の飼犬 058 カッキーン☆ 悪魔の怪人軍団! 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H-7→H-8バッティングセンター→H-9警察署
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[名前]東條悟 [出展]仮面ライダー龍騎 [演優]高槻純 [性別]男 [年齢]25 [一人称]僕 [二人称]呼び捨て、○○くん、君 [三人称]あいつ 原作後半の主要キャラ。 清明院大学・香川の研究室に属する大学院生。英雄を目指してライダーになる。 しかしその言葉の解釈において恩師・香川との間には徐々に齟齬が生まれており、歪んだ理想と憎悪に取り付かれていくようになった。 「みんなが僕を好きになってくれるかもしれない」という理由で、英雄になる事に固執する。 さらには戦いの中で次第に、ライダー同士の戦いに勝ち残ることで自らが英雄になろうと考えるようになる。 その結果、香川の言葉を”大切な人”を倒せば強くなれると曲解し、仲間である仲村と香川を相次いで殺害し、さらには戦いに敗れた自分を介抱した佐野も手にかけようとする。 その後は自暴自棄に近い形でライダー同士の戦いに身を置くが浅倉威に敗れ、北岡秀一に「英雄は英雄になろうと思ったら失格」と図星を突かれることなどが重なり、徐々に情緒不安定に陥っていく。 そんな中浅倉達を罠にかけた後、次に為すべきことが分からないまま街を彷徨ううちに前を行く親子に突っ込んできた暴走トラックからとっさに親子を守り、身代わりとなってはねられて死亡。 息を引き取る瞬間まで自分が英雄になる夢を捨てなかった彼であったが、皮肉にも死んでようやく「親子を救った英雄」として新聞で語られたのであった。 [性格] 過去に辛い境遇にあったからなのか皆に好きになって欲しいと思い、その為に自分が「英雄」になることを夢見ている。 一見すれば大人しく無邪気な性格のようだが人の感情を喪失しており、英雄になるためなら自分にとって大切な人さえも平然と裏切る冷酷さも持ち合わせているようだ。 神崎からもそんな性格を見込まれて選定された。 [仮面ライダータイガの能力] 身長/197cm 体重/97kg ジャンプ力/ひと飛び40m パンチ力/250AP キック力/400AP 走力/100mを5秒 最高視力/約20km 最高聴力/約15km デストバイザーやストライクベントにより召喚するデストワイルダーの両腕を模した巨大な鉤爪・デストクローを用いた白兵戦を得意とし、デストワイルダーとのコンビネーションによる奇襲戦法で標的を仕留める。 [タイガの召喚機デストバイザー] 「白召斧」という異名を持つ、斧の形をした召喚機。 刃の付け根の虎の頭をスライドさせて、その中にアドベントカードを装填して使用する。 [契約モンスターデストワイルダー] 身長/2m45cm 体重/280kg 移動時速/300km 攻撃力/5000AP ミラーワールドの白虎型モンスター。格闘戦を得意とし、ダイヤモンドをも切り裂く威力がある両手の爪で敵を攻撃する。 勢いよく飛びかかっての戦法も得意である。また、100tの鉄球をも持ち上げるほどの強靭な筋肉を有する。 [アドベントカード] デストワイルダー[5000AP] デストワイルダーとの契約カード。デストワイルダーに敵を攻撃させる際に使用。 ストライクベント(デストクロー)[3000AP] デストワイルダーの腕の形をしている手甲。両腕に装着して使用。防具のように使用することも可能。 フリーズベント[1000AP] 絶対零度で敵モンスターを凍らせて、標的の動きを封じる。 リターンベント 仮面ライダーガイが持つコンファインベントで無効化されたカードの効果を再発動させるカード。 ファイナルベント(クリスタルブレイク)[6000AP] デストワイルダーが敵をタイガのいる方向へ引きずり、タイガがデストクローを突き立てて持ち上げ結晶爆発させる。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 東條悟の本ロワにおける動向 初登場話 002 青虎、闇夜にて、英雄を論ず 登場話数 6 スタンス マーダー 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 城戸真司 中立 城戸君 君 ライダー 未遭遇 浅倉威 中立 君 ライダー 未遭遇 北岡秀一 敵対 あなた ライダー 未遭遇 北条沙都子 仲間 沙都子ちゃん 君 殺害する 002 青虎、闇夜にて、英雄を論ず 上田次郎 友好→敵対 上田先生、上田さん あなた 香川先生と同じ大学教授。ベストを尽くすことを教えてくれた恩人 050 男なら、ベストを尽くして強くなれ 由詑かなみ 友好→敵対 050 男なら、ベストを尽くして強くなれ ミハエル・ギャレット 仲間 ミハエルくん 君 殺害する 065 目を開けながら見たい夢がある シャドームーン 敵対 シャドームーン F-5公園にて戦闘 065 目を開けながら見たい夢がある 亀山薫 中立 F-5公園にて協力 070 Blood bath 稲田瑞穂 中立 070 Blood bath ヴァン 敵対 F-2にて戦闘 077 命の価値 C.C. 敵対 君 F-2にて戦闘 077 命の価値 竜宮レナ 敵対 君 F-2にて戦闘 077 命の価値 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ □ ■ □ □ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ □ □ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G―4森→G-5→森→F-5公園→F-4西部→F―2西部→F-2道
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[名前]アイゼル・ワイマール [出展]ヴィオラートのアトリエ(初出はエリーのアトリエ) [声優]飯塚真弓 [性別]女 [年齢]22 [一人称]私 [二人称]あなた [三人称]彼、彼女。知人のことは名前で呼ぶことが多い。 [人物] アトリエシリーズ本編に2回出場している、シグザール王国ワイマール家の娘である。 錬金術の道を志して15歳でシグザール王国のアカデミーに入学、以後数年間教師ヘルミーナの下で指導を受ける。 貴族の娘であるためか非常に金持ち意識が高く、同じアカデミーに所属する田舎娘のエリーとは非常に仲が悪い。というより、一方的にアイゼルがエリーを嫌っている。 下記の台詞集を見てもらうと分かるが、ハッキリ言ってエリーへの風当たりは理不尽に強い(その視線はまるで汚いものを見るかのようである)。 ttp //www15.plala.or.jp/nakamay/eiselist/ (あくまでファンサイトであることに注意) しかしツンデレキャラのさきがけとも言うべきかゲームの進め方如何では後半からエリーと仲良くなる場合があり、それによって台詞や性格が大きく違って見えるのも特徴だ。 また出展となった『ヴィオラートのアトリエ』では上述の『エリーのアトリエ』で見せた金持ち意識はなりを潜め、ヴィオラートのよきお姉さんとしての姿を見せている。 そもそも洗濯に困っているヴィオラートを錬金術で助けたのはアイゼルであり、その後も錬金術の基礎を教えて自身の持つ参考書をヴィオラートに提供したりと、困っているヴィオをさまざまな点からサポートしている。 ttp //www.salburg.com/products/a5/story.html (同サイトの『旅の人』がアイゼルである) このようにアイゼルの金持ち意識・高飛車意識が『エリーのアトリエ』から『ヴィオラートのアトリエ』で完全に無くなっていることには注意を要するが、この理由は定かでない。 アイゼルがシグザールから遠くグラムナート地方まで旅した過程で得た変化なのか、それとも単にヴィオとアイゼルの年の差があまりに離れているから(7歳差)という可能性もある。 ちなみに全く関係ないが、アイゼル・ワイマールのアイゼルとは鉄を意味するドイツ語アイゼンから来ている。 [能力] エリーのアトリエでは複数いるが、ヴィオラートのアトリエではヴィオ含め2人しかいない錬金術師のうちの1人である。 作中で錬金術の腕前を披露する機会がないため明らかではないが、ヴィオラートに教えられる腕を持っていることからして相当なレベルであろうと推測される。 また戦闘時にも炎属性の『シュラオプストック』、雷属性の『ロートブリッツ』、氷属性の『ネーベルディック』などの魔法が扱え、さらに炎・雷・氷属性のダメージを減少する『レジスト』を扱うことが出来る。 さらに戦闘において最も特筆すべきは、その魔法防御力である。敵味方全体攻撃の爆弾を食らってアイゼルだけが生き残ったという事例は多数報告されている。 [戦闘システム] 戦闘システムは死亡がなく戦闘不能扱いな点でDQよりFFに近い。 またRPGでおなじみのHP、MP以外にLPという概念があり、プレーヤーはどれか一つでも0になれば戦闘不能になる。ちなみにアイゼルはMPが高く、HPが低いという特徴を持っている。 [世界観とうに] アイゼルの生まれた国はザールブルグ地方にあるシグザール王国という場所である。この場所は海から遠く離れたところにあり、現地の人は「うに」を見たことがないらしい。 そのことはエリーのアトリエでも感じ取ることが出来る。 『どこからどう見ても栗。でも…みんなうにって言ってるから、うにでいいや』 by.エリー tp //www.geocities.jp/sleepy_bear0303/atorie-eri-ps/ps-eri-midorikome.htm しかしプレーヤーによっては『エリーのアトリエ』時点(すなわちアイゼル15歳から21歳)で海まで出ることがあり、アイゼルが全く「うに」を見たことがないとは断言できない。 さらに言えば出展の『ヴィオラートのアトリエ』ではアイゼルは故郷より遠く離れたグラムナート地方のカナーラント王国に来ており、ここでは海がすぐ傍なので絶対にウニぐらい見ていいるはずである。 [人物関係] エリー 本名エルフィール・トラウム(プレーによってはエンディングでエルフィール・フォン・トラウム) アカデミーの同級生で同い年。アイゼルに理不尽なほど辛く当たられる可哀想な主人公。 ノルディス 本名ノルディス・フーバー アカデミーの同級生で同い年。アイゼルの好きな男。場合によってはエリーにとられるが、それはプレーヤー次第である。しかしどうあがいてもアイゼルとくっつくことはない模様。 それはヴィオラート時のアイゼル(22歳から27歳)を見て男の気配が全く感じられないことからも分かるだろう。 ヘルミーナ アカデミー時代の先生。アイゼルと同じく若い頃はグラムナートを旅していた(アイゼルのいるカナーラント王国の東、フィンデン王国にいた『ユーディのアトリエ』参照)。 おそらくアイゼルがグラムナートに旅立ったのも彼女の影響であろう。 ヴィオラート 本名ヴィオラート・プラターネ、愛称ヴィオ。 アイゼルの弟子に当たる少女。にんじん大好きカロッテ村の娘である。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する アイゼル・ワイマールの本ロワにおける動向 初登場話 027 ねぇ、教えて、どうしたらいいの? 登場話数 4 スタンス 対主催 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 雪代縁 敵対 H-4小病院前道路にて襲撃される 027 ねぇ、教えて、どうしたらいいの? ジェレミア・ゴットバルト 仲間 ジェレミア卿 同行者 063 オレンジ焦燥曲 山田奈緒子 仲間 奈緒子 うには渡さない 063 オレンジ焦燥曲 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ □ □ □ □ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H-4小病院前道路→H-5道路→H-6橋の下→H-6橋の近く海岸線→H-6橋の上→H-7市街地
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叶えたい願い-北岡秀一 ◆ew5bR2RQj. ゾルダとリュウガの戦いは佳境を迎えていた。 ミラーワールドに侵入してから五分が経過し、互いのデッキのカードも半分ほどに減っている。 だが、戦況は五分ではない。 一方的ではないが、やはりどちらかに傾きつつある。 ただし、リュウガの方ではない。 僅かだが、ゾルダの方が優勢だった。 ゾルダの身長以上の大きさを持つ巨大な一門砲・ギガランチャーから砲弾が発射される。 リュウガがレーザーでそれを迎撃すると、大きな爆発と煙を起こした。 大量の煙が視界を塞ぐ中、ゾルダはひたすらにギガランチャーを乱射する。 相手の居場所は分からないが、広範囲攻撃で全てを制圧するのがゾルダなのだ。 一片の容赦もなく、リュウガへの殺意をもって、ゾルダは砲撃を続ける。 圧倒的なまでの絨毯爆撃に押されているのか、リュウガの反撃が飛んでくることはない。 だが、ゾルダは奇妙な違和感を覚えていた。 あまりにも呆気なさ過ぎるのだ。 暖簾に腕押しと言うべきか、いくらなんでも手応えが無さ過ぎる。 今のリュウガはヒノカグツチを失い、大きな傷を負っている。 だとしても狭間やシャドームーンにすら匹敵する力を持っていたリュウガサバイブにしては、あまりに弱すぎるのではないか。 煙が晴れ、リュウガの身体を視認できるようになる。 そこに新しい傷は存在しなかった。 「おたく、やる気あるの?」 抱いていた疑問をぶつける。 「おいおい、少しは自信を持てよ。お前の砲撃が強すぎるから防御するしかないんだろうが」 「嘘を吐くなよ」 リュウガは明らかに嘘を吐いている。 攻撃的な性質を持つリュウガであれば、ゾルダの砲撃を強引に突破して接近戦に持ち込むなど容易いはずである。 ゾルダとしては遠隔戦の方が都合がいいが、それでもあまりに上手く行きすぎているのだ。 ゾルダとリュウガサバイブの間にある戦力差を北岡は理解してないわけではなかった。 単純な数値の大小もそうだし、変身者の力量差もある。 真っ向から挑めば、やはり勝機はない。 しかし、ゾルダは志々雄真実のたった一つの弱点を知っている。 大火傷で体温調節が出来なくなった志々雄は、十五分しか戦うことができない。 だからこそ人間離れした力を持っていながら、十本刀を始めとした組織を作った。 この弱点を突けば、勝利を掴むことができるのではないかと考えたのだ。 詳細な時間までは分からないが、リュウガは自分達よりも早く戦闘を始めていた。 今の時点でも十分以上は経過しているだろう。 ライダーの変身が解除されないのは、おそらくデッキ自体に特殊な制限が設けられていたからだ。 十分しか変身できないという制限は、本来はミラーワールドの限界滞在時間を表しているものだ。 連続変身が出来なくなっていたのと同様に、主催側がデッキに細工をしていたのだろう。 それがキングストーンの影響で解除され、ライダーは本来の力を発揮できるようになったのだ。 「アンタの目論んでることは分かるぜ、俺が燃え尽きるのを待ってんだろ?」 考えを見透かされ、ゾルダは僅かに目を見開く。 仮面を被っていなければ、その反応でリュウガに答えを伝えることになっていただろう。 「そう言うってことは、やっぱりお前は十五分しか戦えないんだな」 「くくっ、ああ、そうだぜ」 自らの弱点を曝け出すリュウガ。 あえて口にする理由は分からないが、これが事実なら余計に疑問は深まる。 時間制限の存在を自覚しているなら、何故全力で相手を潰しに行かないのだろうか。 「どうして俺にそれを言うんだ」 「ああ、そうだな、強いて言うなら……」 笑いを堪えながら、リュウガは言葉を紡いでいく。 「冥土の土産ってやつだ」 その瞬間、ゾルダの身体はガクンと崩れ落ちた。 「そろそろ来ると思ってたぜ」 「お前、何をした……!」 異様なまでの虚脱感が全身に伸し掛かり、ゾルダは立っていることすらままならない。 視界はぐにゃりと歪み、黒い靄で埋め尽くされていく。 ギガランチャーが彼の手から離れ、白い空間内を転がった。 「俺は何もしてないさ」 「ふざけるな……そんなはずないだろ!」 意識が暗闇の中に吸い込まれそうになる。 全身の感覚が無くなり、自分の肉体が意識にまとわりつく不快な異物へと変わっていく。 自らの身体に突然起きた異常に、ゾルダは理解が追い付けずにいた。 「俺は何もしていないが、お前は既に何かされていたのさ」 かつかつと足音を立てながら、リュウガは一歩ずつ歩いてくる。 「真っ先に脱出したV.V.から色々な話を聞いていた 大半がくだらねえ与太話だったが、いくらか興味深いことを吐いてやがったな」 余裕の表れか、リュウガは喋りながら歩を進めている。 ゾルダは迎撃しようと力を振り絞るが、身体が立ち上がることはなかった。 「例えば、俺達に課せられた力の制限とかな」 力の制限。 シャドームーンや狭間の能力低下や、翠星石やルルーシュの特殊能力の制限が該当する。 カードデッキのように支給品が制限を掛けられているケースもあった。 「俺達の制限は、大体がギアスかラプラスの自在法で賄われていたらしい 大半はそいつを弱くするためだったようだが、たった一人だけ例外がいた」 「例、外……?」 リュウガの言葉の真意が読めず、ゾルダは地面に這い蹲りながら疑問符を浮かべる。 体力を奪われつつあるせいか、呼吸も途切れ途切れになっていた。 「重病を患っていたせいで、本来なら既に立ち上がることすらできなかった奴だ」 心臓が大きく脈打つ。 「テメエのことだよ、北岡秀一」 リュウガの身体が、目と鼻の先にまで来ていた。 現代の医学ではどうすることもできない奇病。 それがゾルダを、北岡を蝕み続けてきた不治の病の正体だった。 そして北岡がゾルダの仮面を被ることを決意した理由でもある。 この場に誘拐された際、病は完全に治癒されていたので意識の外へと追いやっていた。 「アンタの病気はラプラスの自在法で一時的に治癒されていたようだが、キングストーンがそれを解いちまったんだろうな」 キングストーンの光が全ての参加者を力の制限から解き放った。 大半の参加者は己の本当の力を取り戻したが、北岡だけは病を復活させてしまったのである。 「俺が燃え尽きるのを待つっていう着眼点は悪くなかったが、自分が大して変わらない身体だってのを自覚するべきだったな」 リュウガの足先がゾルダの脇腹にめり込む。 カードを装填したわけではない、ただの蹴りだ。 それでも志々雄自身の人間離れした力に、リュウガサバイブの性能が加わった蹴りである。 衝撃は強化スーツを突き抜け、彼の内蔵すらも揺り動かす。 北岡は仮面の下で血を吐き、無様に地面を転がった。 「テメエみたいな雑魚相手に、この俺が本気を出すと思ったのか」 リュウガがデイパックを漁り、中から魔の香を取り出す。 それの蓋を開けると、リュウガの欠けていた装甲やスーツが修復されていった。 「ククッ、これでクーガーは無駄死にってわけだ」 目の前に転がるゾルダを、死んでいったクーガーを嘲るようにリュウガは笑う。 そして、一枚のカードを召喚機へと装填した。 ――――SWORD VENT―――― ブラックドラグライザーツバイが鉛色の刃を吐き出す。 「色々な武器を試してきたが、やっぱりこいつが一番しっくり来るな」 リュウガはうつ伏せで倒れているゾルダの首を掴み、そのまま身体が浮くまで持ち上げる。 薄弱な意識の中でゾルダが行えたのは、急所である腰のカードデッキを守ることだけ。 リュウガはその動きを傍目に捕らえながら、精一杯の力で刃を走らせた。 小さな悲鳴を漏らすゾルダ。 ピシリ、と頑丈な装甲に罅が入る。 「口ほどにもねえ、こんな奴が最後の相手なんて興醒めもいいところだぜ」 反撃もできないゾルダを見て、リュウガはつまらなそうに肩を落とす。 カードデッキを破壊するのは簡単だが、それでは溜まった鬱憤を晴らすことはできない。 戦闘が開始してから十分以上が経過しているため、大技を使えば身体が危なくなるのも事実だった。 このような雑魚を相手に燃え尽きたのでは笑い話にもならないだろう。 故にゾルダは剣で始末することにする。 「ここから戻ったら、まず真っ先にあのつかさって餓鬼を殺してやるぜ 最後の決戦に弱い奴はいらねェ」 何度も何度も剣を振り上げ、ゾルダの身体を斬り付ける。 ナイトサバイブのダークブレードと同威力の剣に、志々雄の腕前が加わったのだ。 ゾルダを破壊するまで大した時間は掛からない。 肩や胸の装甲は何度も切り裂かれ、あっという間に砕け散っていく。 声を上げる気力ももはや無く、ゾルダは無言で攻撃を受け続ける。 その醜態を見て、リュウガは不愉快そうに吐き捨てた。 「ふざ……けるな……!」 リュウガの言葉に激昂したゾルダは、マグナバイザーの銃口を漆黒の鎧に当て引き金を絞る。 零距離射撃だ。 発射されたエネルギー弾は二人の間に衝撃を生み、リュウガの腕からゾルダの身体を引き離した。 地面を転がるゾルダ。 まともに受け身を取る余力すらなく、その身体はだらしなく地面に横たわる。 「つかさちゃんを殺させなんて……絶対にしない!」 「ほう、まだ少しはやるってことか」 ゾルダの病気の末期症状は、意識を一瞬で刈り取ってしまうほどに凶悪なものだ。 それでも彼が立っていられたのは、己が死んだら世界が終わってしまうという責任感に他ならなかった。 リュウガは倒れているゾルダを愉しそうに見下ろすと、その顔面に蹴りを叩き込む。 仮面が砕け散り、血塗れの素顔が曝された。 「いい面してるじゃねえか」 仮面の破片が突き刺さり、額から血が流れ出る。 いや、今までの戦闘で既に血は流れていた。 血液がゾルダの視界を遮り、青白くなった肌を赤に彩っていく。 自分が生きているのか、死んでいるのか、それすらも定かではない。 小さすぎる呼吸音が耳に届き、ゾルダは辛うじて自分が生きていることを理解した。 「そろそろ地獄に送ってやるぜ」 カードデッキに向けて、リュウガは刃を突き立てる。 ――――その時だった。 鏡が割れる音が連続して響き、ミラーワールド内を反響し始める。 状況を理解できず、辺りを見回すリュウガ。 その背後に信じられない者がいることを、ゾルダの血に塗れた眼球は映し出していた。 「……ッ!」 背後を振り返り、刃で斬り付ける。 そこにいたのは龍。 全てを斬り裂く牙と爪を持つ深紅色の龍。 無双龍・ドラグレッダー。 仮面ライダー龍騎と共に消滅したはずのミラーモンスターの姿がそこにはあった。 「何が起きてやがる……」 それだけではない。 ダークウイング、ベノスネーカー、デストワイルダー。 他にも多くのミラーモンスターが出現し、リュウガの視界を埋め尽くすかのように蠢いていた。 「チィッ……!」 メタルゲラスとエビルダイバーがリュウガへと迫り、同時に体当たりを仕掛けてくる。 素早い身のこなしでそれを回避するが、今度はブランウイングが滑空を始めていた。 背後へと後退していくリュウガ。 その時、上空に浮いていたコアミラーから次々とモンスターが湧き出ているのが見えた。 大量のミラーモンスターの出現。 それの発端は、現実世界でナイトに変身していたヴァンが死亡したことだった。 ミラーワールドが人間の命を吸い、願いを叶えるためのエネルギーとする。 だが、ミラーワールドは本来の主である神崎士郎の手から離れていた。 その後はラプラスの魔が管理していたが、彼も死んだ。 結果として管理者は不在となり、ミラーワールドは非常に不安定な空間となった。 そこにヴァンの生命が吸収され、エネルギーとして変換されたのだ。 多くの命を吸ったミラーワールドはエネルギーの膨大さに耐えることができず、暴走を始めたのだ。 ミラーモンスターは強い魂を求めて行動する。 襲い掛かってくるモンスターをリュウガは次々と撃退していくが、それでもまだ足りない。 「ハンッ、世界が俺を拒絶してるわけか、面白え!」 ミラーモンスターを両断しながら、リュウガは愉悦を噛み締めるように吠える。 この事態の元凶は管理者の不在とヴァンの死だが、リュウガはあえてそう捉えた。 世界が弱肉強食の理を拒んでいる。 甘い泥濘のような世界を望み、それを破壊しようとしているリュウガの動きを妨げているのだ。 「なら俺がテメエすらも支配してやる」 世界が志々雄を拒むなら、世界すらも服従させるまでだ。 所詮この世は弱肉強食。 世界よりも志々雄真実の方が強者であることを証明し、この世を地獄へと変えるまでである。 デッキから一枚のカードを抜き、ブラックドラグバイザーツバイへと装填。 そうして絵柄が変わったカードを、再び読み込ませる。 ――――STRANGE VENT―――― ――――UNITE VENT―――― 空間が軋みを上げ、巨大な歪みが発生する。 それはまるでブラックホールであり、周囲で蠢いていたモンスター達を次々と呑み込み始めた。 ストレンジベントが変化したのは、ミラーモンスターを融合させるユナイトベントのカード。 力を増した融合のカードは、野良のモンスターすらも呑み込みはじめた。 大量発生していたモンスターが全滅するまで時間は掛からない。 重厚な種も、翼のある種も、幻獣種も、等しく歪みの中に吸い込まれていく。 そして最後にブラックドラグランザーが吸収され、ブラックホールは弾けるように爆発した。 爆発の奥から現れたのは醜悪な合成獣。 メタルゲラスの胴体に、バイオグリーザの両脚。 臀部からはベノスネーカーの尾が生え、胸部にはエビルダイバーの貌がある。 全身をサイコローグのパイプが繋がり、エネルギーを供給していた。 左腕はデストワイルダーの爪で、右腕はボルキャンサーの鋏。 背中からはダークウイングとブランウイングの翼が対になるように生え、それに覆い被さるようにゴルトフェニックスの両翼がある。 そして、首は二本あった。 紅と黒の二匹の龍の首。 ドラグレッダーとドラグブラッカーの首だった。 それぞれの頭部からゼール系モンスターの角が伸びている。 二匹の龍が哭くと、耳を塞ぎたくなるような奇声へと変わった。 リュウガの身長を遙かに上回る巨大な生物。 この世に存在するあらゆる生物の特徴を持ち、それでいてどの生物とも似ていない。 あまりにも邪悪で禍々しい合成獣。 その名は、ジェノサバイバー。 「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!」 ジェノサバイバーを背後に従えながら、リュウガは高笑いを上げる。 コアミラーから新たなミラーモンスターは現れることなく、ミラーワールドの中で響き渡るのは彼の笑い声だけだった。 ついに志々雄真実は世界すらも支配下に置いた。 背後に従えている獣はその証である。 「邪魔が入ったが、今度こそ……あん?」 ゾルダにとどめを刺そうとして、リュウガは不機嫌そうに舌打ちする。 生まれたての子鹿のように脚を震わせながら、ゾルダが立ち上がっていたのだ。 「まだ立ち上がる気力があったのか、面倒臭え」 徹底的に痛めつけられた上、今のゾルダは不治の病に侵されているのだ。 こうして立ち上がれただけでも賞賛に値するだろう。 だが、あまりにも無意味。 今にも朽ち果てそうな身体で、リュウガとジェノサバイバーに対抗する術などないのだ。 「いつまでもみっともないぜアンタ。もう俺が殺してやるよ」 一歩ずつ歩いていくリュウガ。 悪鬼の足音を耳にしながら、ゾルダはデッキから一枚のカードを抜く。 それをマグナバイザーに装填するでもなく、眼前へと翳す。 すると、異変が起きた。 ジェノサバイバーが引っ張られるように、一歩ずつ前へと踏み出し始めたのだ。 「テメエ、その札は契約の……!」 ゾルダが手にしていたのは、浅倉の死後に回収した支給品。 ジェノサイダーに使おうとして使わなかった契約のカードだ。 契約(コントラクト)は、どんなに強力なモンスターであろうと相手の意志に関係なく強引に従えることができる。 それが複数のモンスターから形成される合成獣だとしても関係がない。 神崎士郎の開発したシステムは、あらゆるミラーモンスターに対して平等だった。 全てを統率するドラグブラッカーはリュウガの契約モンスターだが、それ以外は全てが野良である。 故にジェノサバイバーの因子は圧倒的に野生の方が強く、契約の魔の手から逃れることはできなかったのだ。 「死に損ないが邪魔をしやがって、テメエはもう終わってるんだよ!」 契約モンスターを奪われれば、ライダーは著しく弱体化してしまう。 ドラグブラッカーが抵抗しているため、まだ契約が成立するにはしばらくの猶予があった。 リュウガは走る。 契約が成立する前にゾルダを殺せば、それで全ては終わるのだ。 「……させるわけ……ないだろ」 尽き果てそうな意識を必死で繋ぎ止め、マグナバイザーの銃身を握り締めるゾルダ。 病気と怪我による二重の苦痛が肉体を苛み続けるが、それでも倒れるわけにはいかなかった。 自分が死ねば、世界は志々雄が支配する地獄へと変わる。 そうすればつかさを始めとする多くの人達が苦しむことになるのだ。 死に逝く意識を覚醒させたのは、聞き覚えのある慟哭だった。 そうして目を開けた時、暗闇の中に映ったのは王蛇のジェノサイダーに酷似した化け物。 それは北岡の罪の象徴だった。 もしあそこで王蛇にトドメを刺すことができれば、つかさに新たな十字架を背負わせることはなかった。 自分が不甲斐ないからこそ、つかさは立てなくなるくらいに追い込まれてしまったのだ。 今こそ、全てを精算する時なのだ。 ふがいない自分に別れを告げ、課せられた責任を果たす時なのだ。 マグナバイザーをゆっくりと持ち上げる。 手に馴染んでいた武器は重く、視界はまともに機能しないほどに掠れている。 それでも、ある一箇所だけはしっかりと映していた。 リュウガの腰に装着されたVバックルの中心。 クーガーの一撃にで罅割れ、脆くなっているカードデッキだ。 これを破壊すれば、ライダーの契約は破棄となる。 ゾルダに残された力では、一発撃つことが限界。 それで命中する確率は限りなく低いだろう。 かつて総合病院で王蛇から逃げようとした時と同じシチュエーションだった。 あの時は次元が助け舟を出してくれたが、今は自分しかいない。 だから、やるしかない。 出来る出来ないの問題ではなく、成功させるしかないのだ。 引き金を引く。 マグナバイザーが仄かに震え、銃口からエネルギー弾が迸る。 遅れて、銃声が響き渡る。 そして―――― パリン、と音が鳴る。 エネルギー弾はリュウガのカードデッキに命中し、それを粉々に粉砕した。 リュウガの変身は強制的に解除され、ミラーワールドに志々雄の姿が曝される。 ドラグブラッカーの契約が破棄になったことで、ジェノサバイバーはゾルダの契約のカードへと吸い込まれていった。 「……」 走っていた志々雄はゆっくりと速度を落としていき、やがてその場に立ち尽くす。 自らの敗北が信じられないのか、無言のまま己の身体を見回していた。 「お前は……やり過ぎたんだよ……」 ゾルダはそんな彼の姿を傍目に置きながら、掠れる声で呟く。 もし志々雄がユナイトベントを発動しなければ、ゾルダに勝ち目は無かった。 大きすぎる欲望が、世界への反逆心が、逆に志々雄を敗者へと貶めたのだ。 「そうか、俺は負けたのか」 自らの肉体を見回しながら、志々雄は淡々とした口調で言う。 リュウガを失った今、彼に勝ち目は無かった。 「ここまでだな」 その声の中には全ての失敗に対する悲観も、ゾルダへの敵意もない。 唯一存在するのは、祭りが終わった後のような静寂感だった。 「俺が弱くて、アンタの方が強かった。それだけの話だ」 北岡と志々雄の間にあった実力差は圧倒的だった。 それでも最後に勝ったのは北岡だった。 故に志々雄は弱く、北岡は強い。 弱肉強食とはそういうものだ。 敗者は全てを失い、どこまでも惨めでなければならない。 志々雄の身体が溶け、粒子として散らばり始める。 生身の人間がミラーワールドに滞在できる時間は少ない。 それはライダーだった人間も同様であり、敗者は空間の糧として消え行くだけである。 「まあ、それなりには楽しかったぜ」 三村やタバサを従え、主催者との戦を宣言した。 そこから様々な連中と戦い、駆け引きをし、そしてここまで至った。 未来の情勢や異世界の知識を知ることができた。 ここで得たのは、古惚けた小さな島国にいては永遠に届くことがなかったものばかりだ。 「フフ……」 だから、笑う。 「フフフハハハハハハ……」 高らかに、笑い声を上げる。 「ハーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!」 身体が少しずつ溶けて行こうが関係ない。 自らが消滅する最後の瞬間まで、志々雄真実は笑う。 心の底から楽しかったと告げるように、狂ったように笑い続ける。 それが幕末の悪鬼と呼ばれた男の最期だった。 志々雄の消滅を確認し、ゾルダはその場に崩れ落ちる。 もはや意識を保つ気力すらない。 全身に大怪我を負っているのに、身体は全く痛みを感じることはない。 北岡の病気は既に末期状態へと進行していた。 バトルロワイアルに参加させられなかったら、あと数分もしないうちに息を引き取っていたはずなのだ。 視界は完全に暗闇に閉ざされ、自分が誰かすら定かではなくなる。 抗いようのない死が、すぐ傍まで来ていた。 光が射す。 強烈な光が北岡の目前に光臨し、暗闇をあっという間に塗り潰していく。 それは生命の光だった。 自分以外の全てのライダーが死亡したことで、北岡は願いを叶える権利を得たのだ。 「ぁ……あぁぁ……」 手を伸ばす。 己の願いを叶えるため、奇跡へと手を伸ばす。 そして、ピタリと止まった。 脳裏にふと疑問が過ぎたのだ。 今の自分の願いとは一体何なのか、と。 初めは永遠の命を手にするためだった。 だが、時を経るごとに戦いは虚しくなり、気が付いた時にはどうでもよくなっていた。 永遠の命への執着もなくなり、浅倉も死に、志々雄の野望も打破した。 今の北岡に叶えたい願いなどない。 シャドームーンはまだ生きているが、死に損ないの自分が加勢してもどうにもならないだろう。 狭間と翠星石ならば、きっと銀の月を打ち倒してくれるはずだ。 今の自分に残された役目は、静かに朽ち果てるだけではないのか。 ――――私が代わりに死んでればよかったんだ 「だ、めだ……!」 ジェレミアの死であれだけ苦しんでいたつかさ。 ようやく立ち直れたというのに、ここでさらに北岡が死んでしまったら。 彼女は今度こそ本当に立ち直れなくなってしまうかもしれない。 それに約束したのだ。 元の世界に帰り、料理を作ってもらうと。 まだ死ねない、死ぬわけにはいかない。 目の前の光に向かって、北岡は精一杯手を伸ばす。 ――――そして、世界は終わりを告げる。 ☆ ☆ ☆ ヴァンが力尽き、戦える者は翠星石以外に居なくなっていた。 シャドームーンの胸部には生々しい傷跡があるが、致命傷にまでは至っていない。 ゆっくりとではあるが修復も始まっていた。 「やはり最後の敵になるのはキングストーンか」 サタンサーベルが折れても、未だにシャドームーンは健在である。 サタンサーベルは確かに創世王の象徴だった。 だが、所詮は象徴だ。 創世王は、ゴルゴムの支配者は、確かな存在としてここに生きているのである。 「決着を付けるぞ、人形」 「望むところですよ、この銀ぴか野郎!」 視認できるほどの恐怖に当てられても、翠星石は欠片も物怖じはしない。 守るべき人がいるからこそ、翠星石は心を保つことができる。 そんな時、彼らの頭上を強烈な光が照らし出す。 キングストーンに優るとも劣らない、力に溢れた光である。 思わず目を瞑ってしまう翠星石。 シャドームーンも同様であり、マイティアイを以てしても光の奥を見透かすことはできなかった。 光はゆっくりと地上へと降りていき、やがて翠星石の横へと着地する。 そして光が収まった時、そこには一人の仮面ライダーが立っていた。 「お前は北岡……ですか?」 傍に立つ人間を見上げながら、翠星石はライダーの名前を呼ぶ。 だがそれは疑問系だった。 ゾルダの仮面を着けているが、どこか雰囲気が違っているのだ。 「新たな力を手に入れたか」 ゾルダを見据えながら、シャドームーンはそう評する。 かつてとは比べものにならないほどに、今のゾルダは力に満ち溢れていた。 「ああ、ちょっとね」 実際に口にしたわけではないから定かではない。 しかし北岡が光に触れた時に願ったのは、つかさと共に元の世界に戻ることだった。 その結果、全身の負傷と不治の病は消え去っていた。 視界もはっきりと世界を映し、ゾルダの装甲や仮面も修復されている。 自らの肉体からは今までと段違いの力が溢れていた。 そして、デッキには大量のカード。 全てのモンスターと契約し、あらゆる種類のカードが収納されていた。 「その力で貴様は何を望む」 ここに至るまで、シャドームーンは多くのライダーを屠ってきた。 ただの人間が世紀王に坑がうだけの力を身に付けることができる道具、それがカードデッキだ。 一定値まで力を高めるのか、それでも強者が変身すればより力を増すのか。 戦いを重ねていくうちに興味は深まり、そして新たな進化を遂げる者すらも現れた。 狭間との契約で休戦をうやむやになってしまうかと思ったが、再び戦う機会が訪れたのだ。 目の前にいるのは、紛れもなく創世王の敵である。 それを認識したシャドームーンは、最後の仮面ライダーへと問い掛けた。 「決まってるでしょ お前を倒して、元の世界に戻るためだ」 背後にいるつかさに視線を配りながら、仮面ライダーはシャドームーンへと宣言した。 【二日目/午前/始まりの部屋】 【翠星石@ローゼンメイデン(アニメ)】 [装備]真紅と蒼星石と水銀燈と雛苺のローザミスティカ@ローゼンメイデン、キングストーン(太陽の石)@仮面ライダーBLACK(実写) ローゼンメイデンの鞄@ローゼンメイデン、庭師の鋏@ローゼンメイデン、庭師の如雨露@ローゼンメイデン [支給品]支給品一式(朝食分を消費)、真紅のステッキ@ローゼンメイデン、情報が記されたメモ、確認済支給品(0~1) [状態]首輪解除済み、全身にダメージ [思考・行動] 1:銀色オバケ(シャドームーン)を殺す。 [備考] ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※スイドリームが居ない事を疑問に思っています。 ※ローザミスティカを複数取り込んだことで、それぞれの姉妹の能力を会得しました。 ※キングストーンを取り込んだことで、能力が上がっています。 またキングストーンによる精神への悪影響を克服しました。 ※nのフィールドに入る能力を取り戻しました。 ※柊つかさと契約しました。 【柊つかさ@らき☆すた】 [装備]空飛ぶホウキ@ヴィオラートのアトリエ、契約の指輪(翠星石) [支給品]支給品一式×4(水のみ3つ、鉛筆一本と食糧の一部を消費)、確認済み支給品(0~1) 、レシピ『錬金術メモ』、陵桜学園の制服、かがみの下着、 食材@現実(一部使用)、パルトネール@相棒(開封済み)、こなたのスク水@らき☆すた、メタルゲラスの角と爪、 咲世子の煙球×1@コードギアス 反逆のルルーシュ、ジェレミアの確認済み支給品(0~1)、ジェレミアの仮面 [状態]ダメージ(中) [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 1:錬金術でみんなに協力したい。 [備考] ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※錬金術の基本を習得しました。他にも発想と素材次第で何か作れるかもしれません。 ※アイゼルがレシピに何か書き足しました。内容は後続の書き手氏にお任せします。 ※会場に連れ去られた際の記憶が戻りました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 ※翠星石と契約しました。 【北岡秀一@仮面ライダー龍騎(実写)】 [装備]:レイの靴@ガン×ソード、仮面ライダーのデッキ@仮面ライダー龍騎、ブラフマーストラ@真・女神転生if… [所持品]:支給品一式×3(水×2とランタンを消費)、CONFINE VENTのカード@仮面ライダー龍騎 FNブローニング・ハイパワー@現実(12/13) 、RPG-7(0/1)@ひぐらしのなく頃に、榴弾×1、デルフリンガーの残骸@ゼロの使い魔、 五ェ門の確認済み支給品(0~1)(刀剣類では無い)、昇天石×1@真・女神転生if…、リフュールポット×1、デルフリンガーの残骸@ゼロの使い魔、 贄殿遮那@灼眼のシャナ [状態]仮面ライダーに変身中。 [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 1:シャドームーンを殺す。 [備考] ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※一部の支給品に制限が掛けられていることに気付きました。 ※病院にて情報交換をしました。 ※レナ、狭間と情報交換をしました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 ※会場に連れ去られた際の記憶が戻りました。 ※最後のライダーになったことで願いを叶えました。 願いを叶える直前に考えていたのはつかさと共に元の世界に戻ることでしたが、詳細はお任せします。 ※デッキには龍騎に登場する全てのアドベントカードが入っています。 願いの影響で他にも変化があるかもしれません。 【シャドームーン@仮面ライダーBLACK(実写)】 [装備] バトルホッパー@仮面ライダーBLACK [支給品] 支給品一式、不明支給品0~2(確認済み) [状態] 左手の手甲が破壊、全身に火傷、胸部に大きな裂傷(全て修復中) [思考・行動] 1:他の参加者を皆殺しにする。 2:翠星石を殺してキングストーン(太陽の石)を回収する。 【備考】 ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※創世王を取り込みました、基本能力が更に上昇しましたがそれ以上の変化があるかは後続の方に任せます。 ※本編50話途中からの参戦です。 ※会場の端には空間の歪みがあると考えています。 ※空間に干渉する能力が増大しました。 ※nのフィールドの入り口を開ける能力を得ました。 ※狭間との契約は果たされました。 【共通の備考】 ※彼らが戦っている空間は0話にて殺し合いの開催が宣言された場所です。 天井も床も壁もありませんが、普通に立つことも歩くこともできます。 ※空間内にダン・オブ・サーズデイ@ガン×ソードが放置されています。 その内部にはヴァンの遺体とヴァンのデイパック(支給品一式、昇天石×1@真・女神転生if…、 アドロップ×1@ヴィオラートのアトリエ、調味料一式@ガン×ソード)があります。 ※空間の何処かにヒノカグツチ@真・女神転生if...が刺さっています。 ※クーガーと志々雄の所持品は消滅しました。 【バブルルート@灼眼のシャナ】 三村信史に支給。 “狩人”フリアグネが所持する、コイン型宝具。『武器殺し』の異名を持つ。 弾くとコインの残像が鎖になり、相手の武器に絡み付く。 これが絡み付いてる間、あらゆる武器は能力を失ってしまう。 【ストレイト・クーガー@スクライド 死亡】 【ヴァン@ガン×ソード 死亡】 【志々雄真実@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚- 死亡】 時系列順で読む Back 叶えたい願い-ヴァン Next 終幕――死せる英雄達の戦い 投下順で読む Back 叶えたい願い-ヴァン Next 終幕――死せる英雄達の戦い 173 叶えたい願い-ヴァン シャドームーン 174 終幕――死せる英雄達の戦い 翠星石 柊つかさ 北岡秀一 志々雄真実 GAME OVER
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[名前]竜宮 レナ [出展]ひぐらしのなく頃に [声優]中原麻衣 [性別]女 [年齢]学生 [一人称]レナ、私 [二人称]○○くん、○○ちゃん、○○さん [三人称]あの人、あいつ 本名は「礼奈(れいな)」なのだが、雛見沢に帰ってからは「レナ」と自称し友達や他人にもそう呼ばせている。 鬼隠し編のヒロインであり作品のメインヒロイン。また、罪滅し編の主人公。身長は159cm。血液型はO型。 前原圭一と同い年の7月22日生まれで同級生。髪の色はオレンジでショートボブ。青い目をしている。 制服はかつて茨城の学校に在学していた際に使用していたものを使用。私服は白色を基調としたワンピースで、胸元と腰に紫のリボンをつけており白の帽子をかぶっている。 口癖が非常に特徴的で「はう〜」「かぁいいよ〜」「お持ち帰りぃ〜」など多数。 魅音は自他共に認める親友であり(綿流し編)、彼女を傷つけるような言動は圭一であっても容赦しない。 圭一への恋心はデートの誘いを受けたりキスするシーンもあるなど隠そうともしていないが、仲間に遠慮しているときには決して見せない。 因みにメインヒロインだが影が薄い。 [能力] 原作・アニメともにいかにも能力がありそうに見えるが実は一般人である。 容赦の無い性格で、罪滅し編で躊躇無く大の大人二人を惨殺している。敵ならば殺人への躊躇といった物は無い。 判断力・観察力・直感に優れ、警察の重鎮大石も認める推理で「名探偵」の異名を得る。 洞察力にも優れ、嘘を見抜くことにかけては天才的なセンスを持つ。 ギャグ描写で出現するレナのパンチは肉眼で軌道が見えない程高速で、威力は相手を一撃でKOするほど 。 ついでに家事全般も万能である。 可愛いものを見つけて「かぁいいモード」と呼ばれる超人状態と化すと物理法則無視の無敵の攻撃力を誇り、大小関わらず手当たり次第に「お持ち帰り」してしまう悪癖がある。 その対象は北条沙都子や古手梨花らクラスメイトに留まらず、果ては粗大ゴミまで多岐に渡る。 それ故にダム工事現場跡地の粗大ゴミ置き場(不法投棄場所)は彼女にとって宝の山である。 また一撃必殺の視えないパンチ「れなぱん」をツッコミに使用すると、武術に長けている魅音ですら避けられない。 こうやって特記事項をまとめてみると唯の完璧超人。 [性格] 転校してきたばかりの圭一の面倒を見たりと、献身的な性格で無自覚な善意の塊。 奥手な面もあり、圭一と園崎魅音には格好のからかいの対象にされている。 性格的に圭一とはいい意味で対称的。普段はぽけ〜っとしているが、時には並々ならぬ実力を見せる。 「〜かな?かな?」「〜だよ?だよ?」など、語尾を繰り返す特徴的な話し方をする。 普段のほわ〜っとした少女としての部分と、沈着冷静でリアリストな大人の女性としての部分をあわせ持つ。 部活メンバーの中では精神的には最も大人である。また鬼隠し編で圭一の疑心暗鬼を呼ぶことにもなったが、普段は優しくて大人しいだけに怒ると別人のように凄まじく怖い。 皆殺し編以降は「クラスのお母さん」と言われ、みんなの世話や揉め事を仲裁し、困難な状況を冷静に分析して圭一たちに穏便な善処策を提案する「青い炎」と呼ばれる役目が中心になってくる。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 竜宮レナの本ロワにおける動向 初登場話 025 二人の秘め事 登場話数 4 スタンス 対主催 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 前原圭一 仲間 圭一くん 圭一くん 部活メンバー 未遭遇 園崎魅音 仲間 魅ぃちゃん 魅ぃちゃん 部活メンバー 未遭遇 園崎詩音 仲間 詩ぃちゃん 詩ぃちゃん 魅音の双子の妹 未遭遇 北条沙都子 仲間 沙都子ちゃん 沙都子ちゃん 部活メンバー 未遭遇 北条悟史 仲間 悟史くん 悟史くん 力になりたい 未遭遇 真紅 仲間 真紅ちゃん 真紅ちゃん かぁいい 025 二人の秘め事 後藤 敵対 後藤さん 貴方 襲撃される 055 少女と獣 C.C. 警戒→仲間 C.C.さん 同行者 077 命の価値 ヴァン 警戒→仲間 ヴァンさん 同行者 077 命の価値 ミハエル・ギャレット 敵対 F-2にて戦闘 077 命の価値 東條悟 敵対 F-2にて戦闘 077 命の価値 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ F ■ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E-10道端の草むら→E-10北部→E-1中央部→F-2西部→G-1道
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[名前]枢木スザク [出展]コードギアス 反逆のルルーシュ [声優]櫻井孝宏(参加者内ではレイ・ラングレンが同じ声優) [性別]男 [年齢]18 [一人称]僕・俺 [二人称]お前・貴様・君 [三人称]あいつ・彼・彼女 日本最後の総理大臣である枢木ゲンブの息子であり、ルルーシュ・ランペルージの親友。 ブリタニアによる日本侵攻前にルルーシュ・ナナリーと出会い親友となるが、侵攻後に離れ離れとなる。 7年前、日本をブリタニアの侵攻から守る為、ブリタニアへの徹底抗戦を唱えていたゲンブを殺害した。 しかしその結果敗戦国となった日本の惨状を目の当たりにし「間違ったやり方で得た結果に意味はない」という考えに至り、結果より過程を重んじるようになる。 その為目的のためには手段を問わず結果を最重視するルルーシュとは相容れず、対立する運命となる。 戦後は自ら名誉ブリタニア人となりブリタニア軍に入隊。 当初は一等兵だったが、最新鋭KMFであるランスロットの騎士着任に伴い准尉に、そしてユーフェミアの騎士に選任後は少佐に昇格していく。 正義に殉じて死にたいという願望を抱き、戦闘では常に自分の身を危険に晒そうとして大胆な行動を取る。 名誉ブリタニア人である為に軍内では軽視され、アッシュフォード学園では嫌がらせを受け、同じ日本人からは裏切り者と呼ばれながらも、テロ活動などではなく内部から変えていこうという想いを持ち続けた。 ユーフェミアの騎士に着任後は彼女の理想に共感、彼女と共に歩む事を決意した。 彼の在り方はユーフェミアと出会いや言葉によって救われ変わっていく事となり、その存在は騎士という立場を超えて大切な存在となった。 だが行政特区日本式典の混乱の中で、目の前でゼロに撃たれたユーフェミアが死亡。 V.V.と接触してギアスの真相を知らされたことで、ゼロへの復讐のためトウキョウ租界での先陣に乱入。 やがて戦線を離脱したゼロを追ってたどり着いた神根島で、ゼロの正体が以前から疑っていたルルーシュである事を暴く。そして彼の理念、存在すら否定した。 ここまでが第一期のあらすじである。 一人称は普段は“僕”であるが、動揺したり感情が高揚した場合“俺”になる。 [能力] ルルーシュとは対照的に体育会系で、身体能力は常人を遥かに凌駕する。 一部を取り上げるだけでもタイムラグ0.05のマシンガンを避け、壁を垂直に走り、回し蹴りで鉄の棒を両断するなどがある。 KMFの操縦技術も高いが、戦法がワンパターンで読まれやすい。 式根島での戦闘時にゼロのギアスで「生きろ」と命じられ、以降は自分の命の危機に遭った時に何があっても生きる為の行動を起こすようになる。 [性格] 普段は温厚で真面目な性格。天然気味なところもある。 幼少時代はやんちゃで少々短気だった少年だったが、父を殺してからは他人を優先するようになる。 これは罪の意識による自己不信が、必要以上に正しいこと・善良なことに向かわせたのだと思われる。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 枢木スザクの本ロワにおける動向 初登場話 020 BLACK&WHITE 登場話数 4 スタンス 対主催→マーダー(洗脳) 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 ルルーシュ・ランペルージ 敵対 ルルーシュ、ゼロ 君 かつての親友 未遭遇 ロロ・ランペルージ 敵対 ルルーシュの弟 未遭遇 篠崎咲世子 敵対 ランペルージ兄妹の家政婦 未遭遇 ジェレミア・ゴットバルト 中立 ジェレミア卿 あなた 純血派 未遭遇 高良みゆき 仲間 高良さん 君 殺害する 020 BLACK&WHITE 水銀燈 警戒→仲間 水銀燈 君 洗脳される 047 スザク と 銃口 織田敏憲 敵対 襲撃する 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) 橘あすか 敵対 C-7森にて戦闘 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) 蒼星石 敵対 C-7森にて戦闘 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) 浅倉威 敵対 C-7森にて戦闘 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) レイ・ラングレン 敵対 C-7森にて爆撃される。ライダー(ゾルダ)での遭遇のため、容姿や名前を知らない 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(後編) 北岡秀一 敵対 C-7森にて爆撃したと認識 未遭遇 狭間偉出夫 仲間 ハザマ 君 同行者 080 今後ともよろしく 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D-8山道→D-8北西部→C-7森→D-7中央部→D-7東部
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[名前]劉鳳 [出展]スクライド [声優]緑川光 [性別]男 [年齢]17 [一人称]俺 [二人称]お前・貴様・あなた [三人称]あいつ スクライド本編のもう一人の主人公。無法地帯ロストグラウンドの警察軍隊「ホーリー」に所属するアルター使いで、頭脳明晰かつ優秀な戦士。 本土の名門・劉家の跡取りだったが、幼少の頃母親をアルターの結晶体に殺害された際にアルター能力を覚醒させた。 この事件をネイティブアルターの仕業と勘違いし、ホーリーに入隊。 ホーリーの職務として在野のアルター使いの暴動を鎮圧(実質的には迫害)していた折にカズマと遭遇、あまりに攻撃的で野蛮な態度に侮蔑を投げつけながら苦も無く捻じ伏せた。 しかしシェルブリッドの第二形態を手に入れたカズマに敗北を喫し、以後実力を認めるようになる。 カズマの奔放すぎる生き方を侮蔑しており、決闘で引き分けてからは嫌悪にランクアップ。 アニメでは最初から最後まで、共闘の間でさえ何かあるごとに衝突を繰り返していた。 原作アニメ中盤のカズマとの決闘で記憶を失いホーリーを離脱。 放浪していた時にかなみに助けられ、しばらく彼女と暮らしたことがある。 その時のかなみとの触れ合いを通じてインナーの住人に心を開いた後に記憶を取り戻すが、 ホーリーへの復帰は拒み続けた(ホーリー隊員としての自分ではなく、ホーリーの理想を貫くネイティブアルターとしての自分を選択)。 余談ではあるが不器用さと正義感故に誤解から来る衝突が多く見られ、ロワでは半ばネタキャラと化すこともある。 [能力] アルター能力(近くにある物質を分解・再構成する能力)。 能力は自立稼動型アルター「絶影(ぜつえい)」。 第一形態では腕組みをし、拘束衣を着て顔の左半分を隠した少年のようなアルター。 これは強すぎる力を劉鳳があえて封印した姿である。 首のあたりから生えた伸縮自在の2本の鞭、柔らかなる拳・烈迅を使い、近接戦闘、広範囲攻撃共に優秀。 名の由来は母と共にアルター結晶体に殺され、アルターとして再構築した劉鳳の飼い犬「絶影」の名前から。鞭部分には十字が掘られている。 第二形態は封印を解いた絶影の真の姿。 ナーガのような姿をしており、下半身が竜の尾のようになった格闘戦主体の人型形態に変化する。 空中を高速で移動できる。名前の通り、影を絶つほどの超高速攻撃を使うことができる強力なアルターだが、その分劉鳳にかかる負担も大きい。 両脇には剛なる右拳・伏龍、剛なる左拳・臥龍という2基のミサイルを持ち、その威力はカズマのシェルブリットとほぼ互角。この形態でも烈迅での攻撃は可能である。 最終形態は融合装着型。 全てを捨て、ただ勝利のみを求めた劉鳳が絶影と融合した姿。その面影があるのか、第一形態の絶影の耳部分の装甲が装着されている。 第一形態の鞭の先端部分同様プラス字の掘られたアーマーと、それとは対称的に反対側の肩にマイナス字が掘られたアーマーが装着されている。 空中での残像を残しながらの高速移動を可能とし、両耳・両肩のアーマーは腕に移動させて剣として使用でき、設定上では槍にも変化させることができる。 右の剣は射出して自由自在に操ることも可能で、左の剣はシールドになる他衝撃波を放てる。大気圏外でもなんら支障なく行動していた。 [性格] 己の信じる正義を貫き、その正義に殉ずる不器用ながらも一途な男。理想主義的な正義と、正義の下の統率が平和をもたらすと信じている。 カズマと正反対の行動様式を装っていながらその実、似た者同士という点をカズマから指摘される。 カズマに言わせれば劉鳳は時と場合に応じて聞こえのいい大義を掲げつつも、やっている事自体はカズマと大差無いという(カズマは不言実行、劉鳳は有言実行)。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 劉鳳の本ロワにおける動向 初登場話 021 走れ、仮面ライダーBLACK! 少女の命が今危ない! 登場話数 2 スタンス 対主催 死亡話 054 真実の果てに キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 カズマ 中立 カズマ 貴様 宿敵 未遭遇 由蛇かなみ 友好 かなみ 君 カズマの家族 未遭遇 ストレイト・クーガー 友好 クーガー 元同僚 未遭遇 橘あすか 友好 橘 お前 元同僚 未遭遇 翠星石 友好 翠星石 同行者 021 走れ、仮面ライダーBLACK! 少女の命が今危ない! 城戸真司 敵対→友好 城戸 貴様→お前 致命傷の原因。B−2森にて戦闘になるが和解 054 真実の果てに 篠崎咲世子 敵対 B−2森にて戦闘 054 真実の果てに 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C-2中心部→B-2森
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CODE GEASS――ZERO REQUIEM ◆.WX8NmkbZ6 ランスロットとサザーランドが燃える。 元より拡散したハドロン砲によって燃えていた一帯は、街灯など無くても昼のように明るかった。 サザーランドの脱出装置は破損していたものの、運良くコックピットの開閉部も爆発の衝撃で外れていた。 そこから自力で脱出し、ジェレミアはKMFから飛び降りる。 ランスロットと交戦するうちに到達したその場所は、遊園地に併設されたホテル。 海にほど近く水平線さえ見渡せる、広い庭と繋がったテラスだった。 左腕を失って重心が変わった事もあり、コックピット程度の高さからの着地も覚束ずよろめいた。 吸い込む空気さえ燃えるようで、体の内と外の熱で額に汗が浮く。 視界が霞み、歪み、揺れる。 意識が途切れそうになる。 しかしまだ終わっていない。 決着はついていない。 背後に聞こえた足音に振り返るとスザクが立っていた。 ジェレミアがそうしたように、スザクもまた自力でコックピットから外へ出ていたのだ。 反応が遅れ、スザクの体当たりを避けられなかった。 ハーケンの直撃で裂けた腹部に焼け付くような痛みが襲う。 「ぐっ……」 膝を着きそうになるが、再度突き上げるような一撃が腹に見舞われた。 血を吐き、熱された地面に這う。 視線を遣れば腹には二つの灰色の金属片が刺さっていた。 MVSの破片だろう、ラクカジャの効果が続いていてもなお攻撃が通ったのはスザクの身体能力故か。 破片の幅は刀よりも広く、傷は背の装甲がなければ貫通していたであろう程深い。 スザクは何ら表情を変えずに、倒れたジェレミアを見下ろしていた。 白兜という仮面を剥がされた少年の目は、文字通り死んでいる。 ジェレミアもロロと遭遇して既に理解している、これがただの動く死体であると。 懐にある昇天石を投げても、この状態ではスザクには避けられてしまうだろう。 僅かな逡巡の間に生身の脇腹を蹴られて体が浮く。 ホテルの内部とテラスとを繋ぐ出入り口、それを支える大理石の柱に衝突して地に伏せた。 衝撃で半身から火花が飛ぶ。 体が重い。 だが腕で傷を押さえ、柱を背の支えにして立ち上がる。 「枢木、私は――」 向かってきたスザクの拳を掌で受け止めて握り込んだ。 だが左腕を失ったジェレミアに出来るのはそこまでで、もう一方の拳は避けられそうになかった。 腹に拳が突き刺さり、体がくの字に折れる。 傷から血が噴き出すも、まだ膝を着かない。 握り込んだ手は放さない。 「昔、君に助けられた事があっただろう……?」 背を折り曲げ、頭を低くして下を向いたまま言う。 スザクの死体に言葉など届くはずはなく、鋭い拳がジェレミアの頬を打った。 火花が散り、顔の左半分を覆っていた仮面が外れて落ちる。 地面と仮面とがぶつかり合う乾いた音。 それでも踏み留まり、顔を上げる。 今度はスザクと顔を突き合わせる、死んだ目を見据える。 「その礼を……伝えておきたかった」 一年前。 純血派の威信が、名誉がと躊躇っていた為に、結局スザクが生きているうちに伝えられなかった。 本当に伝えるべき相手、枢木スザクはもうどこにもいない。 ロロの死体に向けた言葉も、本来はロロの存命中に言うべきだった。 もう誰の耳にも届かない、聞いているのはジェレミア自身のみ。 その当人すら意味を見い出せないのでは自己満足にもならない。 それでも、言わずにはいられなかった。 そしてやはりスザクの死体に変化はなく、続けて殴打されたジェレミアは衝撃で脳が揺れる。 よろめくがスザクの拳は握り込んだままであり、引っ張られたスザクの体も傾いた。 そこでジェレミアは倒れずに一歩踏み出し、それを軸足にしてスザクの腹に蹴りを入れる。 同時に手を離すと、スザクは回転しながら後方に跳んで着地した。 そこから数秒をおいて、同じやり取りが繰り返される。 殴り掛かるスザク。 拳を掌で受け止めるジェレミア。 だが今度は無手ではない。 スザクが殴ったのは、ジェレミアの手の中にあった昇天石だった。 石が光り、その中から現れた夥しい数の護符がスザクを囲む。 「すまない……もっと早く、止めてやりたかった」 スザクを中心に、白い光の柱が立ち昇る。 死体に戻り、炎の中に倒れた少年を見て胸に湧くのは虚無感だけだった。 ジェレミアの不運も大概だったが、スザクのそれと比べれば余りに恵まれていた。 水銀燈に出会えばスザクでなくとも洗脳されていただろうし、彼が初めに奈緒子と出会っていればやはり保護していたはずだ。 スタート地点でジェレミアはほんの少し運が向き、スザクは徹底して向かなかった。 その大きな差が直接、今ある結果に繋がった。 参加者の動向には、ルルーシュの遺体に発砲したと書かれていた。 偽りの想い人を失ったと思い込んだスザクは、どんな思いで親友の存在を拒んだのだろうか。 最期の時、惚れ薬が切れた後に自分を取り戻せたのだろうか。 あるべき姿、侍として逝く事が出来たのだろうか。 皇女ユーフェミアの名と、向き合えたのだろうか。 何一つ分からない。 何も聞けなかった。 何も話せなかった。 看取ってやる事すら出来なかったから。 ほんの十行程の無味乾燥な文章でしか、スザクを知る事は出来なかった。 スザクが進んだ道を思えば、いっそ何も気付かずに死ねた方が幸せだったかも知れない。 それでもジェレミアは過去に、スザクの正しさに救われたのだ。 スザクが憎しみに囚われたまま死ぬのでは、かつての彼の正しささえ否定されているように思えた。 だから最期だけでも狂気から解放されていて欲しかった。 今更何を望もうと、何もかもが遅いとしても。 スザクはこの殺し合いの中でのジェレミアの在り方を、自分のそれよりも『正しい』と、『侍』としてあるべき姿だと感じていた。 大切な人の為に手段を問わないスザクの在り方を『正しい』と思ってしまったジェレミアとは逆だった。 噛み合わない。 そしてそれを互いに伝える事も出来ず、終わった。 虚しい幕切れだった。 背にした柱からずり落ちて、ジェレミアはその場に座り込む。 月は西へ西へと傾き、東の空は既に白み始めていた。 波打ちながらその色を反射する海面は、星のように瞬いて見える。 遠かった朝が近付いていた。 狭間達は無事だろうか、北岡達は彼らと合流出来ただろうか。 研究所は。首輪は。志々雄の動向は。 V.V.は。薔薇水晶は。翠星石は。シャドームーンは。 まだ何も終わっていない。 何の決着もついていない。 だが立ち上がろうにも手足に力が入らなかった。 一歩も動いていないはずなのに、いつからか血溜まりの中に座っていた。 視界の半分――左目が何も映さなくなっているのは殴られた衝撃によるものか。 左半身が絶え間なく発する火花はますます激しくなっている。 喉の奥や舌に纏わり付く鉄の味が不快で血を吐き出したが、口元と服を赤黒く汚すばかりで楽にはならなかった。 辺りの炎が広がっていく。 それまで燃えていなかったものも燃えていく。 ホテルもとうに火に飲まれており、今いる場所も遠からず焼け落ちるだろう。 「……ここまでか」 時間を掛けて漸く事態を飲み込み、呟く。 他人の手の中で踊らされるまま、同じく弄ばれた死体と戯れて。 これではただの犬死だ。 ――貴公の忠節は、まだ終わっていないはず。 窮地に立つ度に命を長らえてきたが、こうなってはそれらが何の為にあったのかも分からない。 ――生きて、ね。 ――私の分も……。 死んでいった者達の為に、元凶に一矢報いる事も。 問い質す事も戦う事も、どころか仲間との合流さえ出来ない。 ――それなら俺は後藤を倒す。最速でな。 失ったもの、諦めたもの、やり残したものばかりが数を重ねていく。 ――危険だと判断したら逃げていい。 ――それで研究所や我々が襲われる可能性があるとしても、とにかく絶対に死ぬな。 死に掛けの身体を引き摺って駆けずり回って血反吐を吐いて。 命を懸けても何も得られなかった。 後には何も残らない。 「結局私は、何も守れはしなかった……ッ」 生き残った者達も、約束も、何もかも投げ出して一人死んでいく。 虚しく、あるのは悔いだけだ。 奈緒子の死以来、アイゼルを失ってもなお流れなかった涙が落ちた気がした。 それも外気の熱に煽られて蒸発し、跡も残さずに消える。 最早足掻く気力すらなくなって、残った右目で舞い散る火の粉を眺めていた。 炎はますます激しく踊り、周囲の景色を舐めるように包んでいく。 燃え盛る草木、崩れる建物、割れる窓ガラス、全ての雑音も既に気にならない。 耳を傾ける事すら億劫で、意識を手放す。 「……」 炎の中、一際強い光に薄く目を開ける。 東の空と海の境界から差し込むその光は、炎よりも明るく柔らかい。 空と海をオレンジ色に染め上げ、扇のように広がって夜の闇を追い払っていく。 風が吹き抜ける。 熱風ばかりが吹き荒んでいたその場所に、少しだけ冷えた空気が流れ込む。 風向きが変わり、炎を震わしてその勢いを弱くする。 その新しい風を舞い込ませたのは、既に見慣れた二人だった。 上空から陽光を遮るように降り立ち駆け寄ってくる姿に、ジェレミアは目を丸くする。 「何故」と言おうとして開いた口は、言葉を紡ぐ事も出来ずにいる。 「何で驚いた顔してるかな……ここまで来て、言われた通りさっさと先に行くってわけにいかないでしょ。 俺一人ならともかくつかさちゃんもいるのに」 「ジェレミアさん、腕……怪我が……!」 騒がしさが強制的に耳朶を打つ。 眩い朝陽を背負った二人。 片膝を着いた北岡が手を差し伸べてくる。 死の間際に見る夢ではないかと、目の前の光景を信じられずにいた。 何故逃げなかったのかと、巻き込まれたらどうするつもりだったのかと言おうとしていた。 だがジェレミアも逆の立場であれば、やはりそこに留まっていただろう。 全員で、帰る為に。 人形のような音を立てて軋む腕を持ち上げ、差し伸べられた手に触れる。 そして首を小さく横に振った。 「……無理だ、北岡。 私はここに残る」 北岡とつかさの表情が固まる。 ジェレミアの手は力なく地に落ちた。 握り返す力も残っていない。 「ちょっと、まさかこの期に及んでまだ死にたいとか、」 「違うッ!!」 絞り出すような声に体から火花が強く飛び散り、ジェレミアの襟に掴み掛かろうとしていた北岡の手が離れる。 北岡は「どう思っていても結果は同じだ」と言うかも知れない。 だがジェレミアはこの場を生き延びる為に戦っていた。 死んでいった者達の分まで生き、守りたかったものを守り、仲間達が帰っていくのを見届ける為に戦っていた。 北岡が差し伸べたこの手を取れない事が、どれだけ口惜しいか。 純血派よりも黒の騎士団よりも付き合いが短く、けれど今まで得たどんな仲間よりも信頼した二人に。 この二人から話を伝え聞くであろう狭間やクーガー達に。 「この結果を望んでいた」などと思われたくはなかった。 左半身の損傷は限界値を超えていた。 右半身も既に手遅れだ。 差し伸べられた手を取る事は出来ない。 それを理解したようで、北岡はうなだれて溜息を吐いた。 北岡がそうして億劫そうに立ち上がろうとするも、悲鳴に引き留められる。 「ぃ、やです……!! だって、……だって皆、で……一緒に、帰るって!! 言って……私……いや……」 つかさはぺたりと座り込んでしまった。 北岡が立ち、つかさの肩を叩いて促しても首を横に振って嫌がった。 つかさも状況を理解出来ていないわけではないのだろう。 彼女の目からは涙がとめどなく落ちていく。 熱で蒸発するのも間に合わず、次から次へと流れていく。 「何か方法は」と途切れ途切れに尋ねる声に、北岡もジェレミアも答えない。 別れを惜しむような間柄でもなかったはずだ。 互いに相手を見れば殺した事を、殺された事を思い出す。 そしてつかさに負い目があるように、ジェレミアにもつかさを見殺しにしようとした負い目がある。 罪悪感を抱えている。 だから極力相手の視界に入らないようにして、けれどいつでも駆け付けられる距離を保って。 視線を合わせる事すら限られ、会話も必要最低限。 そんな相手の為に、今更流す涙もないだろう。 そう思う。 だがつかさがそう思わないであろう事は分かっていた。 それが分からない程の浅い付き合いではなかった。 「もういい」とジェレミアが言っても、つかさはやはり首を横に振る。 赤子のように大声で泣く。 幼子のように駄々をこねる。 「置いて、くなんて……」 「わざわざ、死に顔を見られたいとは思わん。 巻き込まれないうちに、離れたまえ」 守れなかったものの数を数え、悔恨に悔恨を塗り重ねて。 それなのに仇にこうも惜しまれては、毒気を抜かれてしまう。 背負ってきた悔いまで溶かされてしまいそうになる。 もう一度北岡に促され、つかさは服の袖を目に当てたまま立ち上がった。 泣きじゃくり、細い肩も足も頼りなく震えている。 それでもここで我儘を続けて北岡を困らせる真似はしない。 一日前ならばともかく今は、自分のやるべき事を知っているはずだ。 とは言えつかさが自力で立てた事に、ジェレミアはほんの少しだけ安堵した。 「移動ぐらいした方がいいんじゃないの」 「ここで良い。 それより……早く、狭間と合流してやってくれ」 誰よりも優れた頭脳、無二の能力。 そして一人で清濁も責任も全てを負おうとするその背に、自然と自らの主を思い出す。 だからそこに支えとなる者が必要な事も良く知っていた。 北岡とジェレミアのやり取りを余所に、つかさはふらふらと歩を進めてしゃがみ込む。 手にしているのはジェレミアが落とした仮面だった。 「これ……貰って、いいですか」 「……好きにしたまえ」 刀と違って何の役にも立たないだろうが、つかさはそれを大切そうに胸に抱き締めた。 熱風が吹き、もう時間が残されていないと告げている。 一度は収まりかけていたつかさの涙は再び溢れ、仮面の上に落ちた。 つかさが北岡と並ぶようにジェレミアの正面に立つ。 そして深く頭を下げた。 「ずっと……り、がど……ござ、いまし、た……っ」 嗚咽に潰れ、聞き取りにくい声だった。 それを見ていた北岡も、申し訳程度に続ける。 「あんたの事は嫌いだけど、結構助かったよ。 お疲れ、一応ありがとう」 感謝の言葉を口にされて、改めて思い知る。 既に理解して秘めていた事ではあるが、漸く正面から認められた。 本当に感謝するべきなのは。 支えられていたのは、縋っていたのは、依存していたのは――守られていたのは、ジェレミアの方だった。 「誰かを守る」という役目を己に課していなければ、立っている事すら出来なかった。 失ってばかりであっても独りになった事は一度もなく、本当に折れそうな時にいつも仲間がいた。 「感謝、している。 私は……貴公らと出会えた事を、誇りに思う」 ルルーシュと再会し、騎士として新たな人生を歩む事になった時。 それは自分を、世界さえも変えてしまうような瞬間だった。 不安定で何の目標もなかったはずの道が輝いて見えた。 それだけに主の喪失は、世界が壊れる事に等しい。 それでも今まで自暴自棄にならず、諦めもせず、戦い続けて来られた。 仲間がいたからここに辿り着いた。 その感謝を臆面もなく告げる事が出来たのは、ロロに、スザクに、云えなかった言葉があったからだ。 伝えようと思った時にはいつも手遅れだった。 今度こそ、悔いはない。 つかさはまだ泣いていた。 何度も鼻を啜り、幾ら袖で拭っても涙が落ちる。 だが息を止めてしゃくり上げるのを無理矢理抑え、それから大きく息を吸い込む。 そしてつかさは、笑ってみせた。 歪んでいて、不自然で、まだ涙が溢れていて、とても満面の笑みとは言えなかったけれど、笑おうとしていた。 「行ってきます」 いつかに聞いた言葉だった。 その時はジェレミアの方から送り出したのだが。 別れに際してこれを選ぶのは、とてもつかさらしく思えた。 まるで明日にでもまた会えるような、そんな錯覚を起こしてしまいそうになる。 ――申し訳ございませんルルーシュ様。 ――私は、最後まで柊つかさを…… これはきっと主への最後の、そして最大の不忠であろう。 常に険しくしていた眉間の力を僅かに解く。 強ばらせていた頬を少しだけ緩ませ、口の端を微かに持ち上げる。 「ああ、行け」 それなのにどうしてか、後悔は微塵も感じなかった。 【二日目/早朝/G-10 遊園地上空】 【柊つかさ@らき☆すた】 [装備]空飛ぶホウキ@ヴィオラートのアトリエ、ブラフマーストラ@真・女神転生if… [支給品]支給品一式×4(水のみ3つ、鉛筆一本と食糧の一部を消費)、確認済み支給品(0~1) 、レシピ『錬金術メモ』、陵桜学園の制服、かがみの下着、 食材@現実(一部使用)、パルトネール@相棒(開封済み)、こなたのスク水@らき☆すた、メタルゲラスの角と爪、 咲世子の煙球×1@コードギアス 反逆のルルーシュ、ジェレミアの確認済み支給品(0~1)、ジェレミアの仮面 [状態]精神的疲労(大)、ダメージ(中) [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 0:……。 1:錬金術でみんなに協力したい。 2:狭間達と合流する。 [備考] ※錬金術の基本を習得しました。他にも発想と素材次第で何か作れるかもしれません。 ※アイゼルがレシピに何か書き足しました。内容は後続の書き手氏にお任せします。 ※会場に連れ去られた際の記憶が戻りました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 【北岡秀一@仮面ライダー龍騎(実写)】 [装備]:レイの靴@ガン×ソード、ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎(一時間変身不可) [所持品]:支給品一式×3(水×2とランタンを消費)、CONTRACTのカード@仮面ライダー龍騎、CONFINE VENTのカード@仮面ライダー龍騎 FNブローニング・ハイパワー@現実(12/13) 、RPG-7(0/1)@ひぐらしのなく頃に、榴弾×1、デルフリンガーの残骸@ゼロの使い魔、 五ェ門の確認済み支給品(0~1)(刀剣類では無い)、昇天石×1@真・女神転生if…、リフュールポット×1、デルフリンガーの残骸@ゼロの使い魔、 贄殿遮那@灼眼のシャナ [状態]ダメージ(中) [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 0:……。 1:つかさに対する罪悪感。 2:狭間達と合流する。 ※一部の支給品に制限が掛けられていることに気付きました。 ※病院にて情報交換をしました。 ※レナ、狭間と情報交換をしました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 ※会場に連れ去られた際の記憶が戻りました。 【サザーランド純血派機@コードギアス 反逆のルルーシュ】 ブリタニア軍が開発した量産・普及型KMF(ナイトメアフレーム)。 G-9地下のKMF格納庫に収容されていた。 純血派機のシンボルとして機体の頭部のファクトスフィアと両肩が赤く塗装されている。 起動キーはV.V.の手元にあり、バトルロワイアルの進行状況次第で参加者に渡す予定もあった。 型式番号 RPI-13 全高 4.39m 重量 7.48t 装備 スタントンファ、スラッシュハーケン、アサルトライフル 第五世代KMFであり、第四世代のものよりもコクピットの居住性・生存性の他、機動性の向上が図られた。 R2では多くの新型KMFが登場したため旧式となったが、ジェレミアは可翔式やサザーランド・ジークという形で使用し続けている。 V.V.の改造によって、本来この機体に用いられていなかった神経電位接続システムが採用された。 またサクラダイトの使用量を増やし出力増大。 更にエンドレス・イリュージョンのG-ER流体システムが導入され、搭乗者と機体の伝達速度がより速くなっている。 【エクスカリバー@コードギアス 反逆のルルーシュR2】 第九十八代皇帝のナイトオブワン・ビスマルクの専用機ギャラハッドが背中に装備する巨大剣。 皇帝が直々に命名したものである。 元の刀身はギャラハッド自体の全高七メートルすら上回るほど巨大。 収納時の機動力低下を防ぐためか鞘の先端にはランドスピナーが装備されている。 巨大な刀身からはピンク色のエネルギーフィールドが放出されており、天愕覇王荷電粒子重砲でさえも拡散させ払いのけてしまうほどの高威力を誇る。 この場ではサザーランドが扱えるよう約半分のサイズとなった為、出力もそれに合わせて低下した。 ▽ 二人が立ち去ってその背も見えなくなった頃には、炎は再び勢いを取り戻していた。 四方を火に囲まれ、傍らに転がっていた死体は既に火の手に飲まれて人の形を残すばかり。 これならもう志々雄やV.V.に利用される事もないだろう。 状況は何も変わっていない。 むしろ時間の経過によって悪化したと言ってもいい。 それなのに、不思議と気分は晴れやかだった。 「すまん、な……枢木。 私ばかりが、納得のいく結果に……なってしまった」 その代わり最期ぐらいは付き合おうと、小さく付け足す。 北岡に頼んで炎の来ない場所に移る事も出来たが、それではスザクを独りにしてしまう。 生前に何の借りも返せなかった、その分してやれる事はこれしか思い付かなかった。 ナイトオブゼロとナイトオブワン。 ゼロとナイトオブワン。 第九十九代皇帝ルルーシュと、二人の仮面の騎士による世界の変革。 この先、二人に訪れていたはずの未来をジェレミアが知る由もない。 ルルーシュがゼロとして初めて表舞台に立った時、ルルーシュが皇帝として最期を迎える時、そのどちらにも立ち会うはずだった二人。 奇妙な関係にあった二人は、結局敵となったまま終わってしまった。 この結末が残念ではあったが、今はもう諦めがついている。 左半身を蝕んでいた火花は徐々に収まっていき、やがて全体の機能が停止する。 それに併せて急激に意識が鈍り、朝焼けの名残を惜しみながら目を閉じた。 目蓋の裏に届く温かな光。 思い起こすのはいつか見たアリエス宮の夢。 誰もが笑っていられる幸せな世界。 実現し得ないと分かっていても、夢見ずにはいられない。 「ルルーシュ様、マリアンヌ様……」 二人の主はこの姿を見て呆れるだろうか。 それでも―― 「遅ればせながら私も、そちらに――」 葛藤も後悔も置き去りして、静かな眠りにつく。 訪れるはずだった未来にて、1と0の名を冠するはずだった二人の騎士は、炎の中に消えた。 【ジェレミア・ゴットバルト@コードギアス 反逆のルルーシュR2 死亡】 時系列順で読む Back CODE GEASS――BLACK REBELLION Next メギド――断罪の炎――(前編) 投下順で読む Back CODE GEASS――BLACK REBELLION Next メギド――断罪の炎――(前編) 167 CODE GEASS――BLACK REBELLION 北岡秀一 170 ハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅱ 柊つかさ ジェレミア・ゴットバルト GAME OVER
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[名前]北岡秀一 [出典]仮面ライダー龍騎 [異名/愛称/コードネーム]仮面ライダーゾルダ・北岡(城戸の激昂時、秋山、浅倉)・北岡さん(普段の城戸、令子、島田)・秀一(めぐみ)・先生(吾郎) [性別]男性 [年齢]30 [立場]仮面ライダーゾルダ、腕利きの弁護士 [一人称]俺、私 [二人称]お前、君、○○さん、名前もしくは苗字呼び捨て、吾郎ちゃん(吾郎) どんな難しい裁判も勝訴を勝ち取る敏腕弁護士。現代医学では治せない病に体を蝕まれており 余命幾許もなく、「永遠の命」を手に入れるためライダーとなった。 大金を払ってくれる依頼人のために辣腕を振るう利己的な現実主義者。 弱者救済や社会的正義の実現には興味がないが自分の境遇と重ねる所があるのか病人には優しい。 見ず知らずの少女の母親の手術費を肩代わりしたり、死期が近いと勘違いしためぐみの願いを叶えてやろうと根気強く付き合ったりと全くの冷血漢ではない。 話が進むにつれ初めは鬱陶しがっていた城戸を気遣うなど、割に合わない思いやりを見せるようになる。 職業柄物騒な連中に追われることや嫌な相手に雇われることがあり、心の中で舌を出しつつ土下座、哀願、愛想笑い、おべっか使いと何でもアリ。荒事は苦手で生身の時はひたすら逃げる。 ライダー時も乱戦には混じらず圧倒的な火器による遠距離攻撃を選択する。 元々の眉目秀麗さも手伝って社会的には好印象。自分の容姿が相手に与える印象まで計算づくで少々ナルシスト気味。言葉遣いは軽めで若干オネエ(?)っぽい。 当然のように金持ちで、自宅兼事務所の洒落た一戸建てとジャガーやBMWなど高級外車を3台ほど所有。 好きな食べ物は高価なもの。好きな言葉は「濡れ手で粟」。 余暇はホテルのプールやレストラン、マッサージサロンで優雅に過ごす。 その性格のせいで幼少時より友達がおらず、ニックネームはなかったらしい。 唯一の理解者は秘書の由良吾郎。互いの絆は深く、秘書どころかボディガードや食事、身の回りの世話まで面倒みてもらっており公私を共にするパートナー状態。 桃井令子に気があり、何度もデートに誘うがひたすら袖にされ続ける。 弁護を担当した浅倉から無罪に出来なかったことを逆恨みされていて(北岡的にはここまで減刑してやったんだありがたく思え的判決)、ライダーとして、脱獄囚と弁護士として対峙すること数度。 不法家宅侵入や奇襲、吾郎を誘拐されたことも。不法侵入の度にいろいろ盗み食いされている。 [身体的特徴] 長身痩躯(中の人は身長188㎝)、病身なので生身はあまり丈夫ではない。 秘書の由良吾郎もでかいため(185㎝)北岡弁護士事務所は巨人の王国。 スーツ姿が多い。家では上着を脱ぎカッターシャツにスラックス姿の時も。 [性格] 冷静で計算高い利己主義者だが、結局悪人になりきれないお人よしな面がある。 [技術/特殊能力] 凄腕弁護士で口車の達人。目的の為なら卑屈で無様な演技も辞さない。 [仮面ライダーゾルダの能力] 身長/192cm 体重/110kg ジャンプ力/ひと飛び15m パンチ力/300AP キック力/300AP 走力/100mを7秒 最高視力/約20km 最高聴力/約10km [ゾルダの召喚機マグナバイザー] 右腰に下げている銃タイプの召喚機で「機召銃」という異名を持つ。 武器や必殺技を使う際には、マガジンスロット部にアドベントカードを装填する。 毎分120発のエネルギー弾を放つ武器としても使える。 [契約モンスターマグナギガ] 身長/2m85cm 体重/510kg 攻撃力/6000AP 「鋼の巨人」の異名を持つ、ミノタウルスとロボットを融合させたようなミラーモンスター(第10話より登場)。 全身が火器の塊であり、額にビーム砲、胸に無数のミサイル砲、右腕にバズーカ砲・ギガバレル、左腕にマニピュレーター型武器・ギガハンド(握力は50t)とバルカン砲、両足にレーザーカノン砲を装備している。 反面動きはかなり鈍重なので、格闘戦には向かない。 ゾルダの必殺技・エンドオブワールドの際は、マグナギガの背中にマグナバイザーをセットする。 その際は自らの体でゾルダを爆風から守る。 [アドベントカード] アドベント(マグナギガ)[6000AP] マグナギガとの契約カード。マグナギガを呼び出す際などに使用。 シュートベント(ギガランチャー)[2000AP] マグナギガの胴体及び両腕を模した巨大バズーカ砲。 超強力な弾丸を撃ち出し10km四方の敵を吹き飛ばす威力があるが、発射時の反動は大きい。 シュートベント(ギガキャノン)[3000AP] マグナギガの下半身を模した二連ビームキャノン砲。両肩に背負って使用する。 ストライクベント(ギガホーン)[2000AP] マグナギガの頭を模した、2本の角がついたアタッチメント。右手に装着して使用する。 設定のみの存在で劇中では使われることはなかった。 ガードベント(ギガアーマー)[3000AP] マグナギガの胸を模した巨大な盾。 ギガランチャーの発射時の反動を軽減する台座としても使われる(第13話)。 ガードベント(ギガテクター)[1000AP] マグナギガの膝を模した肩アーマー。 設定のみの存在で劇中では使われることはなかった。 ファイナルベント(エンドオブワールド)[7000AP] 「ファイナルベント」のカードを装填したマグナバイザーをマグナギガの背中にセットし、マグナギガの全砲門を開いて集中砲火を浴びせるフィニッシュ技。 凄まじい威力を誇るが、ターゲットの周囲も爆風で巻き込んでしまうため、十分な距離を取らないと自分までもが爆風に巻き込まれてしまう。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 北岡秀一の本ロワにおける動向 初登場話 041 049 076 099 100a 100b 105a 105b 107 126 138a 138b 139 147a 147b 150b 150c 155 159a 159b 159c 160d 160e 160f 163a 163b 163c 164a 164b 167a 167b 167c 170b 170c 173a 173b 173c 173d 173e 173f 174 175 176a 176b 176c 176d 176e 178 登場話数 24 スタンス 対主催 初期支給品 ゾルダのカードデッキ@仮面ライダー龍騎、デルフリンガー@ゼロの使い魔 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 城戸真司 中立 城戸 お前 ライダー(龍騎) 160d 160e 浅倉威 敵対 浅倉 因縁の相手。49話にてD-7で、100話にてG-8で襲撃される、147話にてF-9で戦闘 049 100b 105a 105b 147a 147b 東條悟 東條 ライダー(タイガ) 未遭遇 レイ・ラングレン デイパックを拾われる、100話にてG-8で戦闘 041 100a 100b 105a 105b 石川五ェ門 仲間 五ェ門 お前 契約する、138話まで同行 041 049 076 099 100a 100b 105a 105b 107 126 138a 138b 北条悟史 中立 拡声器による呼びかけを聴く 049 柊つかさ 仲間 つかさちゃん 君 保護する、107話まで同行→139話にて合流 049 076 099 100a 100b 105a 105b 107 139 147a 147b 150b 150c 155 159a 159b 159c 160d 160e 160f 163a 163b 163c 164a 164b 167a 167b 167c 170b 170c 173a 173b 173c 173d 173e 173f 174 175 176a 176b 176c 176d 176e 前原圭一 敵対 F-7図書館周辺にて襲撃される 076 次元大介 仲間 次元 105話まで同行 100a 100b 105a 105b ストレイト・クーガー 友好 情報交換をする、163話で再合流し164話まで同行、173話で再合流 100a 163a 163b 163c 164a 164b 170b 173a 173b 173c 173d 173e 173f 園崎詩音 中立→敵対 情報交換をする。138話にてF-9で戦闘 100a 100b 105a 105b 126 138a 138b ジェレミア・ゴットバルト 中立→友好 100話にて情報交換をする→139話から167話まで同行 100a 100b 105a 105b 139 147a 150b 150c 155 159a 159b 159c 160d 160e 160f 163a 163b 163c 164a 164b 167a 167b 167c アイゼル・ワイマール 友好 アイゼル、アイゼルさん 情報交換をする 100a 100b 105a 105b 山田奈緒子 情報交換をする 100a 100b 竜宮レナ 敵対→友好 138話にてF-9で共闘、情報交換→150話まで同行 138a 138b 139 147a 150b 150c 155 159a 蒼嶋駿朔 蒼嶋 F-9にて共闘 138a 138b 枢木スザク 敵対 F-9、G-10にて戦闘 138a 138b 159a 159b 狭間偉出夫 中立→友好 狭間 お前 139話にて協力を求める→150話にて合流、164話まで同行、174話で再合流 138b 139 150c 155 159a 159b 159c 160d 160e 160f 163a 163b 163c 164a 164b 170b 174 175 176a 176b 176c 176d 176e 鷹野三四 敵対 鷹野 ライダー(オーディン)、G-9にて戦闘 150c 159a 159b 159c シャドームーン 敵対→中立 シャドームーン お前 契約し164話まで同行、173話より戦闘 160d 160e 160f 163a 163b 163c 164a 164b 170b 173a 173b 173c 173d 173e 173f 174 175 176a 176b 176c ヴァン 中立 F-8にて接触、164話にて一時同行 160d 160e 160f 164a 164b 173a 173b 173c 173d 173e 173f 174 C.C. F-8にて接触 160d 160e 160f 170b 上田次郎 F-8にて接触、164話にて一時同行 160d 160e 160f 164a 164b 170b 174 175 176a 176b 176c 176d 176e 翠星石 中立→敵対→友好 お前 脱出の鍵、163話まで同行、173話で再合流 160d 160e 160f 163a 163b 163c 170b 173a 173b 173c 173d 173e 173f 174 175 176a 薔薇水晶 敵対 160話、163話、164話にてF-8で戦闘 160e 163a 163b 163c 164a 170b 志々雄真実 志々雄 お前 163話、164話にてF-8で戦闘、173話にて???で戦闘、殺害する 163a 163b 163c 164a 173a 173b 173c 173d 173e 173f 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J ??? 元の世界 C-5北部→C-5道路→D-7北西端→F-7図書館周辺→F-7図書館→G-8総合病院→H-8東の民家→G-9市街地→F-9教会→G―9民家→F-9西→G―9民家→G―9市街地→G-10半壊した遊園地→G-9民家→F-8市街地→F-9市街地→G-9→G-10遊園地ホテルのテラス→G-10上空→F-10沿岸部→???→元の世界